元家政婦が教える「掃除のNG3選」いいと思っていたのにじつは間違いな方法
多くの人が良かれと思って続けている掃除方法の中に、効果的ではないどころか逆効果になるものがあることをご存じですか? よかれと思ってやっていることが、かえって汚れを広げたり家具を傷めたりする場合も。元家政婦でプロ主婦の筆者が、やりがちな掃除のNGについてをご紹介します。
窓を開けてから掃除機をかける
掃除機をかける際、ホコリが舞うからまずは窓を開けてから…なんて思いますよね。しかし、これはNGです。掃除機をかける前に窓を開けてしまうと、床に溜まったホコリが舞い上がってしまいます。
空気中に舞ったホコリは、落ちてくるまでに時間がかかるため、せっかく掃除機をかけてもうまくホコリが取れません。窓は開けずに、まずは静かに掃除機をかけ、掃除機をかけ終わった10分~15分ほどあとに窓を開けて空気を入れ替えるのが正解です。
いきなり濡れ拭きする
今は、便利なお掃除用ウエットシートがたくさんありますよね。掃除の際に、それらでいきなり濡れ拭きをしている場合もあるかもしれません。しかし、それはNG行為です。ホコリがある場所を、いきなり濡れたもので拭くと、ホコリが伸びるだけでうまくキレイになりません。
床であれば、掃除機やフローリングワイパーをかけてから濡れ拭きを、棚やテーブルなら、ハンディモップなどでホコリを取ってから濡れ拭きをしましょう。まずは乾拭きをしてから濡れ拭きをするのが正しい順番です。
最初から強い洗剤を使う
最近SNSなどで「キッチン泡ハイターはオールマイティな洗剤だから、なんでもキレイになる」なんて投稿を見かけます。確かにその通りで、キッチンでもお風呂でもトイレでも洗面台でもキレイになります。しかし、塩素系漂白剤は強い洗剤のため、素材を傷める場合も。トイレや洗面台では、塩素系の洗剤は使えないこともあります。もう一度、取扱説明書を確認してみた方がいいでしょう。
汚れを発見したら、まずは水拭きをしてみて、取れなければ次に中性洗剤を使います。それでダメならば、油汚れなど酸性の汚れならアルカリ性の洗剤、水垢などアルカリ性の汚れならば酸性の洗剤を使って落としていきましょう。段階を踏んで洗剤を使っていくのがおすすめです。洗剤の液性は、パッケージの裏などに書かれていますよ。
せっかくなら効果的で安全な掃除を
掃除をしたのに、「なんだかあまりキレイになっていない…」とか「キレイにはなったけれど素材を傷めてしまった!」なんて残念ですよね。ちょっとしたことですが、NG行為に気を付けて、効果的で安全な掃除にしていきましょう。
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