【川越市】緑茶や紅茶も美味しい！　寝る前に最適？　暮らしに役立つ、知っておきたい水出しのあれこれ…

地域ニュースサイト号外NETライター（川越市）

2023/8/11(金) 20:00

今回のは水出しにこだわって暑い時期にぴったりの冷たい飲み物の情報をお届けします。水出しは手軽なだけではなく、じつはいろいろな特長があります。そして川越市内のいろいろなお店で水出しに対応した商品を購入可能です。今回はコーヒーは「Macky.coffee」（マッキーコーヒー）、緑茶は「松津園茶舗」（まつづえんちゃほ）、紅茶は「AOBA」（アオバ）にご協力いただきました。

水出しの緑茶はカフェインが少ない

まずは水出しの特長から。

あらためて水出しを説明すると、水出しとは「お湯ではなく、水を使って抽出すること」です。基本的には水が入った容器に茶葉などの成分が出るものを入れておくだけで出来上がるので、その手軽さが魅力の一つです。

今回、ご紹介するのはコーヒー、緑茶、紅茶ですが、一般的にはどちらも「お湯で淹れるもの」というイメージが強いでしょう。「AOBA」の店主さんは「水出しで美味しい紅茶を淹れられるということを知らない方は意外と多いと思います」とおっしゃいます。でも、紅茶も水出しで美味しくいただくことは可能です。

また、味については、「Macky.coffee」の店主さんは「もしかしたら、なかには「簡単に淹れられるからホットにくらべると味は少し劣る」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことはなく、好みの問題です。コーヒー好きのなかには「水出しコーヒーのほうが好き」という方もいらっしゃいます」とおっしゃいます。

もう一つ、成分にも特長があり、例えば緑茶の場合は水出しは含まれるカフェインの量が少ない傾向があります。私はこのことを「松津園茶舗」のスタッフさんに教えていただきました。自宅で確認したところ、確かに農林水産省の公式サイトにもそのことが明記されています。カフェインは神経を興奮させる作用があることは、やはり農林水産省の公式サイトに明記されているので、特に寝る前に飲む、あるいは水分補給のために枕元に置いておく緑茶は水出しのほうが向いているといえるでしょう。

「水出しアイスコーヒーバッグ」を販売～Macky.coffee～

「Macky.coffee」は西武新宿線・本川越駅から徒歩約7分のところにあるコーヒーショップです

水出しの魅力がわかったところで、具体的な商品のご紹介です。コーヒーについては「Macky.coffee」で「水出しアイスコーヒーバッグ」を販売しています。

「Macky.coffee」はちょっと珍しいコーヒー豆を販売している個性的なお店です

一般的に水出しコーヒーは油分が溶けださず、雑味や苦みが少なくてすっきりとマイルドな味わいに仕上がるとされています。こちらの「水出しアイスコーヒーバッグ」で淹れたコーヒーもそのような特徴があり、私はとても美味しくいただきました。

【店舗情報】

店舗名／macky.coffee（マッキーコーヒー）
住所／埼玉県川越市連雀町27-1
営業時間／月〜木曜日12:00〜18:00、金曜日12:00〜21:00、土曜日11:00〜21:00、日曜日11:00～18:00
公式SNS／Instagram

ほうじ茶の水出し用ティーバッグもある～松津園茶舗～

「松津園茶舗」は西武新宿線・本川越駅から蔵造りの町並みへと向かう商店街沿いにあり、本川越駅からは徒歩約8分です

「松津園茶舗」は明治3年（1870年）創業の老舗のお茶屋さんです。今回はお店のスタッフとして頑張る、店主さんのお孫さんにお話を伺いました。

先にも触れましたが、私は「水出しの緑茶はカフェインが少ない」という情報をお孫さんに教えていただきました。「松津園茶舗」では緑茶の水出し用ティーバッグを販売しています。

お孫さんはこちらのティーバッグについて、「パッケージにもこだわりました」とおっしゃいます。確かにきれいなパッケージです。私は「ブレンド緑茶」を購入して自宅で飲みましたが、しっかりと緑茶の美味しさを味わうことができました。

【店舗情報】

店舗名／松津園茶舗（まつづえんちゃほ）
住所／埼玉県川越市連雀町10-3
定休日／毎週火・水曜日
公式SNS／Instagram

紅茶のスペシャリストに水出しのアドバイスをいただける～AOBA～

「AOBA」は高階地区にあり、最寄りの東武東上線・新河岸駅からは徒歩約13分です

本記事の最後に紹介するお店は1976年創業の「AOBA」です。現在は創業時の店主さんのご子息が跡をついでいますが、その現在の店主さんはイギリスで紅茶の修行を積んだそう（イギリスの紅茶の一流店で働いていたとのことです）。本当に紅茶のことに詳しくて、今回の取材でも私の好みに合う紅茶など、いろいろなことを教えていただきました。水出しの話をすると、この日のお店でサービス用に淹れた紅茶を味わ（あ）わせていただきました。

「水出し用としておすすめの茶葉は…？」と伺うと、「メイフラワーはいかがでしょうか？」とのことでした。

メイフラワーは1620年にイギリスから新天地アメリカに渡った船の名前です。それが茶葉の名前になっているのは、アイスティー（水出しに限らず冷たい紅茶）の文化がアメリカから広まったことが由来するそうです。紅茶の世界は奥が深い…。その茶葉「メイフラワー」で淹れた水出し紅茶も自宅でいただきましたが、もちろん美味でした。

なお「AOBA」では水出し紅茶を淹れるのに使いやすい容器も販売しています。