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【竹原市】チョコレートで地域活性化を!山あいの廃校を利用したカフェが始まりました☆

中本祥二地域発信ライター(東広島市・三原市)

竹原市の山あいの地区・田万里(たまり)。17年前に廃校になった旧田万里小学校の校舎を利用したカフェが、先月15日にオープンしました!市内の多機能型事業所「あさひ」(社会福祉法人平成会)が運営しています。「あさひ」さんの利用者さんが、カカオ豆から一貫して工程を手がける「ビーン・トゥ・バー」で製造した各種チョコレート商品が売られています。

テーブル席でいただきました、「ホットショコラショー」(税込450円)です。チョコとミルクで出来上がりました。ココアの香り高い一品です。

他にテイクアウトで、様々な商品が売られています。バークチョコレートでは、大崎上島町(竹原市の沖合)の岩崎農園のみかんをドライフルーツにしてトッピングした商品(900円)が印象的でした。

他には、竹原市内の養蜂場「FUKUBEE」産のはちみつに、カカオのニブ(カカオ豆を焙煎して砕いたもの)を漬け込んだニブハニー(2000円)もあります。

ミルクではなくカカオバターで作られたクッキー(300円)もあります!

「あさひ」さんがチョコレート製造を手がけるようになったきっかけは、4年前の西日本豪雨災害。この際に竹原市内の道路が寸断されて、「あさひ」利用者さんが出向先の工場に行けなくなる等、仕事に困る事態になりました。そこで、所内での事業を興そうということになり、試行錯誤の末に辿り着いたのがチョコレート製造。広島大学(東広島市)の名誉教授でチョコレートに非常に詳しい佐藤清隆氏の監修の下、数年かけて商品化に漕ぎ付けました。そして元来場所を借りていた縁で、旧田万里小学校校舎の一室をカフェに改装しました。その際には室内に天板を設置する、市内他施設から提供されたテーブル・椅子を修理して設置する…。などのリノベーションが施されました。

室内の様子です。山あいののんびりした風景に溶け込んだ室内で、ゆっくりショコラショーを嗜んでみてはいかがでしょうか。

私の取材中も、次々とお客さんが訪れていました。廃校舎を明るく蘇らせ、地元産品とコラボした各種商品で竹原エリアの地域活性化に貢献。そんな熱い「あさひチョコレートカフェ」に、ぜひお越しください!

あさひチョコレートカフェ


広島県竹原市田万里町1241
営業時間:10:00~15:00
定休日:水曜、日曜、及び第2・4・5火曜日
電話番号:0846-24-6012(多機能型事業所あさひ)
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地域発信ライター(東広島市・三原市)

東広島市に居住しております。フリーライター、「芸備線ディスティネーション協会」会長、小売店アルバイト店員。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を発信してまいります。※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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