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試合後のヤンキース・クラブハウスに不審者が侵入し大騒ぎ

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
田中将大投手が囲み会見を行っている最中に不審者が見つかった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 AP通信が現地22日に報じたところによると、トロントで行われたブルージェイズ対ヤンキース戦終了後、ヤンキースのクラブハウスに不審者が侵入し、セキュリティと選手に取り押さえられる騒ぎが起こったという。

 この日先発し、6回途中を投げ6安打8失点で今シーズン12敗目を喫した田中将大投手がクラブハウス内で囲み会見を行っている最中の出来事だった。クラブハウスの裏口から逃げようとする不審者がみつかり、クラブハウスのスタッフ数人、ヤンキースのセキュリティ、さらにトッド・フレイジャー選手、タイラー・ウェイド選手が追跡し、取り押さえることに成功した。

 不審者はタオルやボールボーイが使用しているヘルメットを盗もうとしていたらしいが、とにかく大事には至らなかった。不審者を追跡したフレイジャー選手も胸をなで下ろし、以下のように話している。

 「まったく知らない人間がいたのは本当に恐ろしかった。彼が何か(武器を)持っているかもわからないしね。セキュリティが捕まえてくれて良かった。もう2度と起こって欲しくないね」

 ブルージェイズの本拠地球場『ロジャース・センター』には両チームのクラブハウスの入り口にセキュリティが配置されている。果たしてこの不審者がどのように紛れ込んできたのかは定かではないが、ブルージェイズのセキュリティ体制の強化が求められるところだ。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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