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【河内長野市】豪快に燃え広がる炎が圧巻!長野神社のタイマツタテは、巫女さんの美しい神楽舞も必見

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野の秋祭りはだんじりが中心のようなイメージがありますが、実はそれ以外にもいろいろあります。河内長野駅前の長野神社では、長野のだんじり宮入りがありますが、それとは別に、火祭りの一種「タイマツタテ」が10月11日に行われます。

河内長野市の公式ページ(外部リンク)によると、別名「松明祭(たいまつまつり)」とも呼ばれています。無形民俗文化財として、2005(平成17)年8月1日、市指定文化財に指定されました。

タイマツタテは神迎えの神事として、1701(元禄14)年の記録が残っており、300年以上の歴史があることがわかっています。コロナ禍の最中は簡略化されたもので行われていましたが、昨年4年ぶりに通常のバージョンが復活するということで当日取材しました。

タイマツタテに火がつけられる前に、神事が行われます。タイマツタテの大たいまつは、10月2日頃に作られます。高さ約5メートル、胴回り約4.5メートルあるとのこと。

社殿の目の前に湯釜が置かれています。湯立神事が行われるのでしょうか?

雅楽で使用する楽太鼓(外部リンク)が社殿の前に見えます。他にも雅楽で使用する楽器が用意されていました。

氏子や来賓の方々が頭を下げて神事が始まりました。

巫女さんが湯釜の蓋を取りました。

雅楽の音楽に合わせて、神楽(かぐら)が舞われます。

湯立のお湯を社殿に向けてかけています。おそらく鎮座している神様に対して行っているようですね。

巫女さんの美しい神楽舞を動画に撮ってみました。

別の巫女さんが現れました。

神事がひととおり終わりました。

氏子や来賓の方が、順番に参拝していきます。

来賓の参拝が終わると、いよいよたいまつに火が灯されます。

大たいまつは大きいので梯子に上りって火がつけられます。提灯の中の火を使うようです。

火をつけてから傘が燃える様子を動画に撮影しました。

提灯の火がたいまつにつけられました。上にあった紙の傘に火がついて、一気に燃えていきました。

河内長野市の公式ページによれば、大阪府内にある豊中市の上新田天神社トンドまつり、池田のがんがらひまつり(愛宕火)と同趣の火焚き神事とのこと。

また、神霊を送迎する儀礼との系統もあるとされ、例えば和歌山県の紀北地方で、大晦日から元旦にかけて行なわれるタイマツタテや、紀南地方でお盆に行なわれるタイマツタテ(いずれも柱松と呼ばれるもの)とのつながりも紹介されていました。

炎がいったん消えて煙だけになりましたが、再び火柱が見え始めました。

途中で焼け落ちたものが地面でも燃えています。

長野神社の大きな境内だからこそできるものですね。たいまつが本格的に燃え始めています。

ついにたいまつ全体が火柱に包まれました。修験道の火祭りの時にも感じるのですが、一気に燃え広がるさまは、本当に火の怖さがわかります。

燃えていきながらどんどん下に落ちていきます。迫力満点です。

こうしてあっという間に大たいまつは燃えてしまい、炭だけが残りました。

タイマツタテは終わりました。そして最後はホースで水がかけられて消火活動が行われていました。タイマツタテは今年も10月11日金曜日に行われる予定です。豪快に燃える火祭り、時間があれば必見です。

長野神社

住所:大阪府河内長野市長野町8-19

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩3分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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