200軒以上の家を訪問してきた片付けアドバイザーが作っておいた方がいいと思う収納スペース3か所
岐阜県で整理収納アドバイザーとして活動している高桐久恵です。
これまで200軒以上のお宅を訪問してきた私ですが各家庭での収納スペースは千差万別。収納が少なければ物の量を減らしていくか、今ある収納を駆使するか、別の場所に物を移動するかの3つのやり方を迫られます。ここにこんな収納スペースがあったら良かったのに…と家を建ててから後悔するパターンも多くあります。
これからお家を建てる方、リフォームを考えている方に特におすすめしたい作っておいた方がいいスペースをご紹介します!
①寝具をしまうスペース。奥行きも注意!
意外とあなどれない寝具の収納スペース。家を建てる際に子どもがいなかったりすると見落としてしまうスペースでもあります。家族の寝具以外にもラグやコタツ布団、座布団、来客用の布団などかさばるので意外とスペースが必要だったりするのです。
最近は和室や押入れのないお宅も多いので1階にスペースがとれない場合は2階に奥行きのあるスペースをつくっておくと便利です。
奥行きがなくスペースが限られている時におすすめしているのがIKEAのスクッブという商品。
布団が縦にしまえるという優れもの。取っ手がついているので引き出すのも楽々です。
②外で使う物をしまうスペース。
土地柄も関係するのですが私の住む岐阜県はバーベキューを頻繁にする方がほとんど。大きなテントにコンロなど、かさばるもののオンパレードです。積雪する地域ではスノースポーツの道具などの収納に困っている方も多いのではないでしょうか?
他にも自転車や園芸道具など屋外で使う道具は必然的に玄関周りに収納することになるかと思います。シューズクローゼットを大きめに作ってはみたものの玄関は必ず毎日行き来する場所なのでお出かけ用のアウターを掛けたい、子どものベビーカーもしまいたい、犬用の散歩グッズも…と収納するものが結構出てくるところなんですよね。
物が多いと臭いがこもる原因でもあるので、できれば頻繁に使うものだけを収納するのがオススメ。こういった場合は外に小さめの倉庫があるととても助かります。
自分たち家族がどんな趣味があって、普段外に出かけるのが好きだったりする場合は屋外収納もも視野に入れてみてくださいね。
③趣味のものをしまうスペース。
今の若い世代は『推し』がいるのが当たり前なのでしょうか?様々なお宅にお伺いしていて、年齢関係なく推し活をしている割合が高くビックリしてしまいます。
100円ショップには推し活グッズコーナーがあるくらいです。
推しはいなくとも本や漫画が大好きだったり、パンを焼くのが趣味で道具がたくさんあったりする方もいらっしゃいます。
人の気持ちは日々変わるのでそれが長続きするかはわかりませんが、趣味のものをしまうスペースにお困りの方をこれまで何軒も見てきました。
こういった場合は各収納に余裕がないとしまうことができませんので、家族全員のパーソナルスペースを少しでも確保しておくことが必要です。
だいたいのお宅は妻である奥様のスペースがない場合がほとんど。結局、ダイニング周りにそれらを置いてしまい収納があふれていることも多いです。
まとめ
家を建てることを考えたときになかなか建った後の生活をイメージすることは難しいかもしれませんが、新しい家で何をやりたいのか?どんな暮らしがしたいのか?をゴールにしながら収納を考えると具体的にどこに何が必要なのかみえてくるかもしれません。
①寝具をしまうスペース
②外で使うものをしまうスペース
③趣味のものをしまうスペース
これからお家を考える方は是非参考にしてみてくださいね!
筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。