マラソンでのスタミナ切れ防止！ランニング中摂りたい補給食3選！
｜マラソンなど長時間走る時には補給食が必須
長時間走ると少しずつ、身体が疲れ、ペースが乱れやすくなります。主な要因としては、筋持久力不足、脱水症状などが挙げられます。その一因になるのがエネルギー不足です。走る際のエネルギー源は糖と脂肪（他にも乳酸などがあります）を利用します。糖は速やかにエネルギーとして利用できますが、概ね肝臓に100g、骨格筋（筋肉）400g貯蔵され、分解しエネルギーとして使用されますが、身体にある糖（500g）は、カロリーとして2000カロリー（糖は1g4カロリー）、フルマラソンで相当すると概ね2400強カロリー必要になります。単純に考えても400g足りません。更に運動以外でもエネルギーは消費されるので、途中で補給しないとエネルギー切れを起こします。
｜走りながら摂取するので食べやすく、携帯しやすいタイプを！
ハイキングなどと違い、走る際の携帯するものは、なるべく小さく、エネルギーが着実に摂れる補給食が必要です。例えば、一般に売られているエネルギージェルすらサイズは大きくなってしまいます。そこでランニングやトレッキング用の補給食は小さく携帯しやすいのが特徴です。
｜ジェルタイプや軽食タイプ！
ランニングやトレッキング用の補給食の主なタイプとしては、ジェルタイプと軽食タイプがあります。
主なジェルタイプ
・メダリスト（エナジージェル）；半固形タイプで1個100カロリー強。4種類の味がある
・モルテン（GEL100）；高濃度の糖を速やかに胃から腸へと移動させてくれる
主な軽食タイプ
・羊羹タイプ；血糖値の上昇を穏やかにするパラチノース配合。鼓月（アンパワー）、井村屋（スポーツようかん）
・エナジーバー；食べ応えがあり、トレッキング、ロードバイクなど長時間の有酸素運動に飽きずに食べられます。
｜脂質も速やかにエネルギーに！
有酸素運動の主なエネルギーとしては糖と脂肪があります。体脂肪は一度分解して血中に、そしてエネルギーとして利用されるので、時間がかかっていました。最近は中鎖脂肪酸（MCTオイル）などを含むココナッツオイルは、一般的な油より消化・吸収が速くエネルギーとして利用されます。それを補給食にしたのが、日清オイリオ「MCTチャージ」です。
選び方のポイントは、携帯しやすさは勿論、運動強度が高い場合は糖のジェル、低ければ固形物系、そして味で決めるのも良いでしょう。水分補給は勿論、補給食もしっかり携帯して走りましょう。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行（旅RUNの名付け親）や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書；楽して走ろうフルマラソン（ランナーズ）。フルマラソンスタートBOOK（エイ出版）。目からウロコのフルマラソン完走新常識（実業之日本社）など多数。
テレビ；「ラン×スマ（NHK BS）」「ソレダメ（テレビ東京）」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌；Tarzan（マガジンハウス）ランニングスタイル（エイ出版）MONOQLO（晋遊舎）など、監修
YouTubeチャンネル：ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野
