【富田林市】大阪大谷大学の北側にアートな錦織地下道を発見!どんな絵が描かれているか紹介します。
南河内には大阪外環状線(国道170号バイパス)が動脈のように流れています。信号もありますが、中には歩行者用の地下道もあります。
富田林にもそのような地下道があるのですが、その地下道のひとつが驚いたことに、アートな空間となっていました。
場所を確認しましょう。近鉄滝谷不動駅の西側、大阪大谷大学に面した大阪外環状線に地下道があります。さっそく行ってみました。
こちらが大阪大谷大学側の入り口です。道路との高低差があるため、地下道というよりこちらはトンネルのようになっていますね。
その周りは、トンネルに入る前から早くもいろいろと絵が描かれています。
この地下道には、国道170号錦織横断地下道という名前がついているようですね。
行先標示もありました。地下道を通ると、錦織公園に行けるようです。
地下道に入ると、中のイラストも、カラフルに描かれています。地下道の壁をキャンバスにすれば、悩みの種の落書きもやりにくいですね。
ここに説明があります。産官学連携事業とのこと。
つまり、大阪府塗装工業協同組合と日本建築仕上材工業会大阪支部という「産」と、大阪府富田林土木事務所という「官」そして大阪大谷大学という「学」が手を組んで行った事業というわけですね。
「国道170号 錦織横断地下道 キャンバス事業」について調べると大阪大谷大学(外部リンク)に情報が載っていました。2014年に行われているので、8年前に描かれたとのこと。
また別のページでは、学生が59人表彰された(外部リンク)というニュースも紹介されていました。
確かに、これだけ描かれていたら落書きはしにくいですよね。
和風の建物は寺内町を意識しているのでしょうか?
こちらにも和の建物がありますね。虫籠窓のようなものまで付いています。
川に架かる橋のようです。橋はわかりませんが、この川は、おそらく石川なのでしょう。
ということで、普通ならさっと過ぎ去りそうな地下道に長居してしまいました。
花壇ですね。それにしても、これを手分けして描いたとはいえ、結構大変だったのではと思います。
ようやく出口まで来たようです。こちらは地下道らしく階段で上がれるようになっています。
温泉のマークがついていますね。2022年になって温泉・銭湯系の施設は閉鎖したところが多いですが、2014年当時はまだまだ元気だったのでしょうか?
ということで端まで来ました。橋には桜の木のようなものが描かれています。
今歩いた道を見ます。こちら側は地下に入った場所なのに高低差があるから反対方向はやはりトンネルです。
階段を上がろうとすると、また大きな梅の木が描かれていました。
梅の反対が桜と、同じ絵でないのが良いですね。
というわけで階段を上がっていきます。
階段を上がって出口、つまり大阪外環状線の反対側に出ます。
というわけで出口に出てきました。こちらも中だけでなく淵の部分にも描かれていました。
ということで、国道170号錦織地下道を歩きました。落書き防止という意味で行われたアート作品でしたが、実際に歩いても、気持ちが楽しくなる空間になっていましたね。
無機質な地下道もひと手間加えると全く違う世界になるものだと思いました。
国道170号錦織横断地下道
住所:大阪府富田林市錦織北3丁目
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩15分
※記事へのご感想等ございましたら、「奥河内から情報発信」ページのプロフィール欄にSNSへのリンクがありますので、そちらからお願いします。