6月5日の米国株式市場で、チップメーカーのNVIDIA（エヌビディア）の時価総額がApple（アップル）を上回りました。

AIチップでイケイケなNVIDIA

NVIDIAといえば、パソコンユーザーにとっては「GPU（グラフィックス・プロセッシング・ユニット）」のメーカーとしてよく知られています。

そして現在のNVIDIAは、人工知能（AI）処理に特化したサーバーチップで大躍進。同社の株価は過去1年間で3倍以上に上昇したのです。

これにより、5日の株式市場でNVIDIAの時価総額は3兆ドル（約470兆円）を超え、Microsoft（マイクロソフト）に次ぐ世界第2位の企業となったのです。

Appleも3兆ドル超え

なお、3位となったAppleの時価総額も、5日には3兆ドルを超えました。同社は2022年1月に世界初の時価総額3兆ドル企業となり、それ以来何度もその記録を更新してきました。2019年以降、Appleの時価総額が3位に落ちたのは今回が初めてです。

一方で、Appleは6月10日に開催する開発者向け会議「WWDC24」で、「iOS 18」にさまざまなAI機能を搭載すると噂されています。今後のAppleによる巻き返しに期待したいものです。

Source: MacRumors

塚本直樹

IT・宇宙・ドローンジャーナリスト

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