なぜ「鳥唄山馨」トリウタイヤマカオルという店名にしたのか以前から興味があり、伺ってきました。

6年前に大阪からかつらぎ町に移住された田中秀樹さん。築190年の古民家を自分らで改装し、スパイス料理のお店「鳥唄山馨」を開業。店名の由来を伺ったところ「1年悩んで、開業届出しに行こうと外に出た景色から、鳥唄山馨トリウタイヤマカオルという言葉が出て来た」と、詩人か！

移住前は、サラリーマンで遊具や橋など公共事業の設計・管理をされていた田中さん。「料理は自分で学んだ。設計の仕事も料理もあれこれ組み合わせていくのは同じ。人が集まる場所を作りたかった」と話す。

こちらが、自ら改装した山の上のお店「鳥唄山馨」冬季は休業中で、4月中頃から営業予定。田中さんが3月末からカンボジアなどの海外視察に行く予定なので、営業開始日は鳥唄山馨インスタグラムをご確認下さい。

現在、お店は冬季休業中ですが、毎週木曜日11：30〜13：00、キッチンカーでスパイスカレーを販売しています。場所は、かつらぎ町役場前。

12時を過ぎると、役場職員さんが並びます。

メニューは3種類。ゴロッと野菜のカレー800円、大根と菜の花のキーマ800円、お得な2種あいがけ1000円。

キッチンカーでは500円以上のお買い上げで1個押印、12個貯まれば300円として使用出来るポイントカードがあります。（価格等改定中なので、このサービスがいつまで続くか？内容を変えるか？など未定）

私が選んだのは、お得な2種あいがけ1000円。菜の花が、もう春を感じさせます。季節ごとに素材は変わるそうです。福神漬け的なものとして、なすスパイスオイル漬けが添えられました。ご飯は無料で大盛りにできます。私は普通盛りにしましたが、スパイスが食欲を増し、大盛りでも良かったと、ちょっと後悔。辛さはちょい辛くらいです。

キッチンカー閉店前に、なじみのお客さんが来られて、スパイス料理についての話で盛り上がります。「こういうつながりが面白い」と田中さん。

山の上のお店のメニューは、スパイスカレーのセット1500円、2種あいがけカレーのセット1800円（共にサラダ・スープ・副菜付き）他、各種ドリンクとスイーツ。

店名「鳥唄山馨」の思いを知るには山の上のお店に行く必要がありそうです。食事は環境によっても味が変わります。4月の営業開始を待って、春のトリウタイヤマカオルを感じに行こうと思います。インスタグラム要チェック！