【かつらぎ町】あなたの知らない中山間地域の現実、獣害問題を考える
筆者が住む中山間地域では稲刈りが終盤を迎えております。そんな中、生産者の悲痛な声が聞こえてきます。「鹿って稲穂食べるんですか!?」
今まで鹿が稲穂を食べることはなかったのです。何故、今年は食べられる?
はっきりとした原因は不明ですが、鹿の数が増えているのは明らかです。日中の明るい時間帯でも鹿が道路に出没し始めました。夜だけでなく昼間から鹿の「キーン!」という鳴き声が響き渡ります。今年、数回ですが熊の目撃情報もありました。
獣害対策の柵やネットをしていても安心できません。どこからともなく侵入されてしまっているので対策に手を焼いています。
筆者が育てていた百日草、最近やっと遅い開花を迎えて喜んでいたところ、新芽を摘まれ出しました。泣き!
今年育てていたじゃがいもも新芽を摘まれ不作・・・農家さんに聞いても「鹿がじゃがいもの新芽食べるなんて聞いたことない」
・今年鹿に食べられた作物
じゃがいも、ネギ、にんにく、唐辛子、ひまわり、菊芋など
今まで聞いたことのない現象が今年は発生し続け生産者、消費者に大打撃を与えています。今夏は雨も降らず日照りが続き、柿の生産量も少ないという話を聞きます。地球の生態系が大きく変化し始めているようです。
筆者は自然環境に影響されない室内農業を真剣に考え始めています!
・狩猟者になりませんか
増え続けている獣害への対策の一つとして、狩猟免許を取得し、ジビエ料理を楽しむという道もあります。令和6年の狩猟免許試験は終了しています。例年7月と8月に試験があるようです。ハンターへの道に少しでも興味のある方は下記へお問い合わせ下さい。
【お問い合わせ】
名称: 伊都地方鳥獣被害防止対策連絡協議会事務局
(伊都振興局 農林水産振興部 農業水産振興課内)
TEL:0736-33-4930