一面のピンク色! 心が癒される光景が広がる蓮の花が咲き乱れる「花工房 あや」の蓮池(千歳市)
千歳市泉郷の「ドライフラワー花工房 あや」は広い敷地にさまざまな花を栽培して、それをドライフラワーにし、花材の販売とリースなどの作品を販売しています。敷地の奥に蓮(はす)池があり、蓮の開花の時期だけその池を開放しています。今年は暑かったので、少し早めに終了するかもしれませんが、8月末くらいまでは見られそうですので、ピンク色の蓮の花を見に出かけませんか?
人々を魅了する蓮の花!
夏になると咲き始める蓮の花。池の中からシュッとまっすぐに伸びて花を咲かせる姿はとても神秘的。その美しい佇まいに魅了されますね。
蓮の花言葉は「清らかな心」「神聖」。泥のような池の中から出てきても汚れることなく、清らかな凛とした美しい花を咲かせる、蓮の花らしい花言葉です。泥に汚れることなく咲くことから、蓮の花は清らかさの象徴と考えられ、仏教では神聖な花とされてきました。
北海道の蓮の花はだいたい7月末くらいから咲き始めます。今年は暑かったので、咲き始めも早く咲き終わりも少し早いみたいです。
蓮は水面からスーッと伸びた茎の先に緑色の大きな丸い葉を開かせます。その葉の間から、葉よりも高く、さらに茎を伸ばして花を咲かせます。
花を見るなら午前中に!
蓮の花は早朝に咲き始めて、昼頃には閉じてしまいます。つまり、鑑賞するなら朝からお昼までがオススメです。もし、昼過ぎに開いている蓮の花があっとしたら、それはその日を最後に散ってしまう蓮です。午後の蓮池で、ふっくらと大きく丸みを帯びた蓮の蕾があったら、翌日の午前中に咲き、その翌日も咲く蓮の花です。
蓮の花は早朝に開いて昼には閉じるというのをだいたい4日間繰り返します。4日目になると花びらは開き切って、芯の黄色い部分が見えるようになり、そのまま夕方まで咲き続けて花びらを落とします。
蓮の実を見たことはありますか?
蓮の花が散った後に、黄色い花芯の部分が残ります。
今回は特別に代表の岡本さんが取って見せてくれました(普段はすべてドライにして花材にします)。
穴に種が入っていて熟すと黒くなりますが、黒く熟した種子は固い。
蓮の実は食べられる!
熟した黒い種は固くて食べられないのですが、花が散ったばかりの、まだ青い状態の柔らかい実は食べられます。
そのまま緑の皮をむいてパクリ! ナッツみたい! 若くて柔らかいカシューナッツのような風味がします。
食べ方としては、ほかにもご飯と一緒に炊いたり、茹でてサラダにトッピングしたり…。また、蓮の実甘納豆というお菓子もありますね。
たくさんのお花に囲まれて!
「ドライフラワー花工房 あや」の広い敷地には、蓮池のほかにも、さまざまな花を栽培しています。
工房では、咲き乱れる花をドライフラワーにしていて、花材の販売とリースなどの作品を販売しています。先ほどの蓮の実のドライもそうで、その素晴らしい出来に全国から声がかかります。
蓮池での見学&写真撮影を希望の方は、受付で300円を支払って入園します。水曜日がお休みですからご注意ください。
今年の終了はいつもより早そうなので、ぜひ早めにお出かけくださいね。
<ドライフラワー花工房 あや>
*住所:千歳市泉郷201‐19
*TEL:0123-29-2087
*営業時間:4~9月10:00~17:00 10~3月10:00~16:00 蓮池開園時間10:00~16:00
*定休日:水曜日
*蓮池入園料:300円