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【京都市左京区】明日14日(金)まで!京都大原・三千院で「幸せを呼ぶ大根焚き」が無料接待

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

京都•大原の三千院では、14日(月)まで「初午大根焚き」が行われています。毎年2月の初午にあわせて、無病息災と開運招福の祈祷をされた大根焚きが無料で配られます。大根は京都•大原の畑でつくられた有機栽培で、味がよく染み込むと評判です。お出汁は昆布がよく効いていて、しっかりした味わいでした。純白の大根が濃い茶色になるまで、じっくり煮込まれています。

2022年は新型コロナウィルスの感染症対策で、境内での飲食ができません。大根焚きはひとつずつプラスチック容器に入れて配られます。箸のサービスも行われていないので、三千院で「初午大根焚き」の接待を受ける際には、直接自宅に帰るか自家用車で行くのがよいでしょう。

三千院は京都・大原の観光スポットのひとつで、国宝・阿弥陀三尊坐像が有名です。大根焚きは無料ですが、三千院に入山するには拝観料が必要になります。宸殿(本堂)や庭園・往生極楽殿などの内部が見学できるので、境内散策を楽しみましょう。

阿弥陀三尊坐像は平安末期につくられた木造坐像で、中央に来迎印を結んだ阿弥陀如来像、両脇に勢至菩薩・観世音菩薩を配します。両脇侍の菩薩像は「大和坐り」とよばれる正座の姿をして、少し前かがみになっているのが特徴です。大きさも約130cmと大きく、慈悲深く迫力があります。仏像の神々しさに驚くこと間違いありません。

仏像が安置されている往生極楽院を出ると苔庭が広がっています。奥に進んでいくと、かわいらしい「わらべ地蔵」がいるので探してみてください。苔からちょこんと顔を出していたり、寝転がっていたり、他ではなかなかお目にかからない仏像が拝観できます。

三千院の建物内部を拝観したあとに、いよいよ「初午大根焚き」の会場です。大きな釜で焚かれた大根のいい香りが境内を包んでいます。境内では飲食できないので、必ず持ち帰りましょう。大根の出汁は三千院の参道にある「味工房 志野」で購入できます。ポン酢とゆずドレッシングも有名なので、ぜひ帰りに寄ってみてください。

初午大根焚き

期間:2/10(金)~2/14(月) 9:00~16:00

会場:三千院(さんぜんいん)

住所:京都市左京区大原来迎院町540

電話番号:075-744-2531

拝観料:600円

公式サイト:http://www.sanzenin.or.jp/

三千院の詳しい情報はこちら

【三千院】大和坐りの菩薩像とわらべ地蔵が人気!自然溢れる大原の名所

トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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