「日本」国際戦王者復活なるか。日中韓団体戦で井山裕太四冠、強豪を撃破し4連勝 優勝へ大きく前進
強い、強い、井山裕太四冠。その圧倒的な勝ちぶりに囲碁ファンは溜飲を下げている。日中韓勝ち抜き団体戦「農心辛ラーメン杯」(韓国棋院主催)で、井山四冠が4連勝し日本チームの2位以上を確定させた。2005年以来の悲願の優勝に向けて大きく前進した。
国際棋戦で日本勢の優勝が見られなくなって久しい。メジャーな国際戦(個人戦)は2005年に張栩九段がLG杯世界棋王戦で優勝して以来ないし、団体戦(農心杯)は2005年の優勝1回きり。そのあとはずっと中国韓国に遅れをとり、3位が定位置。苦しい時期が続いている。
農心辛ラーメン杯は、日中韓の勝ち抜き団体戦だ。
各国5人ずつエントリーし、今回はまず韓国と日本の芝野虎丸王座が対戦し、韓国の勝ち。
次に韓国は中国と対戦し、中国が勝ち。今度は忠告と日本の許家元十段が打って許十段が勝ち。というように、勝ち残りで次々打っていって、最後に勝ち残ったチームが勝ちという勝負だ。
国際棋戦で結果を。これは日本勢の悲願であり、井山四冠はプロになりたてのころから「世界戦で活躍する」ことを目標にしている。国際戦で何回か優勝はあるものの、メジャーな棋戦ではLG杯準優勝(2018年)が最高。あと一歩で逃している。
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