まるで黄金色の雪が積もったよう…!イチョウ並木が美しい「大田黒公園」が落ち葉の絶景に様変わり
こんにちは、ホリデーノートのotoです。今回は、紅葉の見頃をすぎた「大田黒公園」へ行ってきました。なぜ見頃をすぎて?と思うかもしれません。じつは今、「大田黒公園」では哀愁ただよう落ち葉の絶景が楽しめるのです。
風情あるイチョウ並木の名所「大田黒公園」
大田黒公園は、フランスやロシアの音楽をいち早く紹介した、日本で草分け的存在の音楽評論家である大田黒元雄氏の屋敷跡に広がる日本庭園です。
場所は、JR・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から徒歩10分ほど。住宅街にひっそりと広がっています。
上の写真は、2023年の12月10日に撮影したもの。白い御影石に沿って、約70mつづくイチョウ並木はとても風情があります。
そして上の写真が、2024年12月21日に撮影したもの。イチョウの見頃をすぎており、木々に葉っぱはほとんど見られませんが、まるで黄金色の雪がつもったような落ち葉がとても美しいです。
イチョウ並木のそばにある竹林も、黄金色の絨毯。贅沢な景色ですね。
哀愁ただよう晩秋の「大田黒公園」
大田黒公園は、イチョウ並木の名所であると同時に、紅葉の名所でもあります。やはり見頃をすぎていますが、晩秋の切なさもまた情緒があります。
赤、茶、緑、黄、オレンジとさまざまなグラデーションが楽しめるのはこの時期ならでは。
イチョウ並木の黄金の絨毯と同じように、赤茶色をした紅葉の落ち葉の絨毯が広がります。石畳のうえを歩くと、小気味よいサクッサクッという音がします。
竹林と紅葉、そして鮮やかなピンク色をしたサザンカも顔をのぞかせます。竹林の奥にみえるピンク色の建物は、大田黒氏が仕事場として建てた洋館。平成28年11月に国の登録有形文化財に指定され、現在は記念館として公開しています。
園内には数寄屋造りの茶室と休憩室もあります。筆者が訪れたときは茶室に着物の女性が数名いらして、ドラマのワンシーンを見ているような光景でした。
冬支度がはじまっている「大田黒公園」。松の幹には、冬の風物詩である”こも巻き”がされていました。造園技術者の指導のもと、スタッフの方が行ったそうです。
大田黒公園
住所:東京都杉並区荻窪3-33-12
電話番号:03-3398-5814
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
休園日:水曜日、年末年始(12/29-1/1)
公式サイト(外部リンク)