ここ東京なんです…まるで海外を訪れたような橋長37mの陸橋!朝ドラ『虎に翼』のロケ地にも
こんにちは、ホリデーノートのotoです。今回は、まるで海外を訪れたような美しい橋を見てきました。朝ドラ『虎に翼』のロケ地にもなったこの橋の名前は「長池見附橋」。京王線「南大沢駅」から歩いて20分ほどの場所にあります。
「長池見附橋」が架かる「長池公園」とは?
「長池見附橋」が架かるのは、休日には丘の上でレジャーシートを敷いてのんびりする人たちで賑わう「長池公園」です。
といってもレジャーシートを敷いて過ごす人たちがいるのは、公園のほんの一部分で、「長池公園」では昔からの自然がそのまま残った雑木林など大自然が多くを占めます。
雑木林を進んでいくと田んぼや炭焼き小屋、梅園もあり、心やすらぐ里山の風景に出会えます。海外のような美しい橋のある風景とのギャップに驚くばかり。
園内には「長池」「築池」「姿池」の3つの池がありますが、公園の名前の由来となっている「長池」は非公開の特別保全ゾーンにあたり、ハッキリとその様子を見ることはできません。近くには「長池」にのこる浄瑠璃姫伝説を伝える碑がたっています。
まるで海外を訪れたような美しい「長池見附橋」
園内にある3つの池のうち「姿池」に架かるのが「長池見附橋」です。実際に見ると、その大きさに驚くでしょう。橋長37m、幅員17.4mで、下から見上げるとより圧倒されます。
赤煉瓦と白い花崗岩の橋台に、橋灯。ネオ・バロック様式の装飾が施されているのがわかります。
なぜ、八王子のこの地にこのような橋があるのか。元を辿ると、1913年(大正2年)に完成した都内最古の陸橋である「四谷見附橋」を移築したものです。
1991年に道路拡幅のため、「四谷見附橋」が架け替えられることに伴い、旧橋がこの地に移築となりました。
橋にも”よつやみつけはし”と書かれています。
当時の「四谷見附橋」と隣接する迎賓館との調和を考え、このようなネオ・バロック様式の橋となったそうです。
橋の上を歩いていると、どこかヨーロッパの街を歩いている気分になります。
橋の下を歩くと、木々やマンションが池に反射して美しいです。
このような美しい橋がロケで使われないはずはなく、数々の映画やドラマの撮影が行われています。2024年では朝ドラ『虎に翼』。背景は違う景色になっていましたが「長池見附橋」が使われていました。そのほか、テレビ朝日で放送された『スカイキャッスル』にも登場しています。
広大な雑木林と美しい橋が共存する「長池公園」へ
里山の風景を楽しむことができる雑木林と、芝生広場が広がり、美しい「長池見附橋」が架かるエリア。同じ公園とは思えない二つの顔を楽しめる「長池公園」は、季節の移ろいも感じられる公園です。
筆者が訪れたときは赤や黄に色づく木々だけでなく、ススキも多くみられました。
慌ただしい日常に忙殺されそうになったとき、手付かずの自然がのこる雑木林トレイルで癒され、「長池見附橋」が架かる美しい景色にうっとりする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
長池公園(長池見附橋)
住所:東京都八王子市別所2-58
電話番号:042-678-4616
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