【OPEN】中国菜 竹林坊の本格中華ランチが職人技すぎる!【高松市】
高松三越から東へ歩いてすぐ、路地にひっそりと佇む街中の隠れ家っぽいお店が、7月26日にオープンした「中国菜 竹林坊」さんです。
事前情報によると、料理長(兼店長)さんは中華料理専門店「四川飯店 陳健一専門店」で25年にわたり従事、「スーツァンレストラン陳 高松店」では副料理長を務めた中華一筋の御仁とのことでかなり期待しています。
さっそく店内に入ると、1階のカウンター席は仕事帰りに軽く一杯飲みたくなるような落ち着きのある仕様。実際夜がメインのお店なので、居心地重視で考えているのでしょう。
グループでお越しの方には奥にテーブル席があるそうです。
地元の食材や本場中国から取り寄せたスパイスなどこだわり派も納得!本格中華ランチ。
ランチは土日祝日のみ。陳健一さん仕込みの麻婆豆腐のほか、中華カレーや天津飯など比較的リーズナブルな価格で提供されているようです。
カウンター席に陣取ると、さっそく聞こえてくる中華鍋を振る軽やかな音。中華料理独特のスパイシーな香りに居ても立ってもいられなくなり、なにはともあれさっそくランチを作っていただきました。
あれこれ悩みましたが、やはりおすすめは看板料理の四川麻婆豆腐(1,480円)です。
ご飯は追加料金なしで大・中・小から選べるのでお好みで。ランチメニューには、ご飯のほか本日の小鉢3品と薬膳玉子スープも付きます。
豆腐は地元高松の老舗「とうふ屋うかわ」の木綿豆腐を使用。自家製ラー油や山椒、本場中国四川省の伝統的な麻婆豆腐には欠かせない葉ニンニクも使われている本格的な逸品。栄養薬膳師の資格も持つ料理長が、薬膳料理の考えも取り入れ、発汗を促し血行をよくすることを考えて作られたものだそうです。
見るからに濃厚で激辛っぽいのですが、食べてみると変なクセもなく爽やかな辛さ。肉味噌の旨味も出ていてめっちゃ美味しいですよ!
そして、こちらの海老中華カレー丼(1,280円)もおすすめ!
カレーなんだけど確かにこれは中華料理。そしてそれほど辛くないどころかマイルドな味なので、辛いのが苦手な人でも美味しくいただける。なんというか、カレーというよりカレー味の中華丼と言った方が伝わりやすいかもしれません。
そのお味も、さすがはベテランシェフの技が光るもの。高温でさっと火を通しているから、海老はプリプリで野菜もシャキシャキ!
辛さが物足りない人は特製のラー油をお好みでどうぞ。せっかくなので少しかけてみましたが、この味変にはびっくりしました。これは本当に旨い!
最後に「ぜひこれも食べてみてください」と出されたのが、料理長さんおすすめの杏仁豆腐(食後300円)。
中華料理店の杏仁豆腐ってちょっとクセが強くて積極的に食べようと思ったことがないのですが、これは日本人の味覚に合うすっきりとした美味しさ。ジャスミンも当然使っているのですが、程よいというか… そうそう、ジャスミンそのものを入れているというよりジャスミンティーを使っているようなイメージ。
聞けば最近はゼラチンを使う中華屋さんが多いのですが、こちらは伝統的な寒天を使ったものなんだそう。料理長さんが「食後にゆっくりしてもらいたくてこの味にしました。」という、この清涼感はぜひ試していただきたいですね。
竹林坊さんは、「中華居酒屋」ではなく「大衆向け」でありながら本格的な中華料理の出る店であることを心がけているそう。夜のメニューもそれほど価格も高くなく、ハーフサイズなんかもあって、ビールを飲みながら本格中華を手頃に楽しむには良さそうです。
ランチもそうですが、またふらっと立ち寄りたいお店がひとつできました。
【店舗情報】
店名 中国菜 竹林坊
住所 香川県高松市内町2-19
電話番号 087-83-2775
営業時間 ・平日17:00~23:00(L.O.22:30)・土日祝11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌火曜日