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【河内長野市】意外な穴場!小山田赤峰トンネルの北側に「旅するユリ」の白い花がたくさん咲いていますよ。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市内では、面積の7割を占める山間部だけでなく、いろんなところで季節の花を見ることができます。特に、意外な場所に意外な花が咲いているのを発見できたら、より嬉しくなりますね。

そのうちのひとつが赤峰トンネルの北側。ここに白ユリの群生地があり、晩夏になると白い花がたくさん咲いているのです。

場所をおさらいしましょう。赤峰トンネルは、赤峰市民広場や消防署と隣接しているところにある短いトンネルで、トンネルは南側にある外環状線と接続しています。

ところで白ユリは、不思議なことにトンネルの北側にだけ群生しています。

昨年8月の赤峰トンネルの白ユリ
昨年8月の赤峰トンネルの白ユリ

これは昨年8月に偶然通りがかって見つけたものです。白ユリは絨毯のような咲き方をしないので車では見逃し易いのでしょう。これは意外な穴場だと思いました。

昨年8月の赤峰トンネルの白ユリ
昨年8月の赤峰トンネルの白ユリ

見つけた当時はまだこの地域クリエイターの記事を書く前。「こんなところに!」と、美しい白ユリを見つけた驚きがあったので、今年、咲いている時期になったらぜひ記事にしようと思っていました。

今年の7月下旬の赤峰トンネル
今年の7月下旬の赤峰トンネル

先月末、赤峰キャンプ場を利用したので、今年もユリの花がと思い赤峰トンネルに見にいきました。しかし、まったく咲いていません。少し早い気もしましたが、今年も本当に咲くのか疑問に感じていました。

その一か月後、再び赤峰トンネルに行ってみると、なんとみごとに咲いていました!昨年同様にトンネルを囲むように、緑の中に白い百合の花が咲いています。

赤峰トンネルの北側、トンネルを囲むように左右に白ユリが群生しています。

少し拡大しました。なぜここに、白ユリの花の群生があるのか調べてもわかりません。

赤峰トンネルは2013年に開通しましたが、それとの関係性、例えば誰かが植えて管理していたのか、それとも条件がそろって自然に発生したものかは不明。

ただ後で記しますが、この白ユリが咲いている時期とその特徴で、この花の正体がわかったときに、その理由がなんとなく見えてきました。

ユリにはいろんな種類がありますが、夏の終わりに咲くユリの花は、外来種の「タカサゴユリ」というそうです。紫色をした筋がついているのもタカサゴユリの特徴です。

高砂国(台湾)のユリということで、台湾原産とのこと。生命力が強く、偶然更地や荒地になった場所に突然出現するとあるので、トンネルが出来て一時的に周辺が更地になったところに出現した可能性が高そうですね。

さらに調べると非常に気になる情報があります、それはタカサゴユリは、一時的に根付いて花が拡がっても数年経つと姿を消すことが多いそうです。

種子は新たな原野を求めて風に乗って各地に拡がっていくからだそうで、まるで「旅するユリ」のよう。実際にそのように表現されている方の情報を多く見ました。

そういえば、昨年よりも花の数が少ない気もしています。つまり今年は咲いてくれましたが、来年は別のところに旅をして咲かない可能性があるとのこと。そう考えると今年のうちに見ておいたほうが良いかもしれません。

まだツボミの花もあります。もうしばらくは楽しめると思われる赤峰トンネル北側の白いユリ、赤峰市民広場などに立ち寄るタイミングで見てもよさそうです。

赤峰トンネル北側の白ユリ
住所:大阪府河内長野市小山田町
アクセス:南海千代田駅からバス 東峯口バス停から徒歩3分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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