【入間市】お雛様たちの意外な発見!? 入間市博物館ALITで「アリットの雛まつり」が開催中!
スーパーにはカラフルなひなあられや菱餅、甘酒などが並べられ「あぁ。ひな祭りのシーズンか!」と桃の節句が近いことを感じることが多くなりましたね。
女の子のいるご家庭では華やかなお雛様を飾って、ひな祭りの準備されているのではないでしょうか?
現在、江戸期から平成に至るまでの様々なお雛様たちが入間市博物館ALITの館内各所に展示されている「アリットの雛まつり」というイベントが開催されています。こちらのイベント展示は令和6年3月10日(日)までとなっていますよ。
入間市博物館ALITのエントランスホールには、江戸期と平成に作られたお雛様たちが皆さんを迎えてくれます。
筆者が伺ったのは平日の午後だったのですが、たくさんの方が来館されていて「お雛様の目が綺麗だね!」「このお雛様は江戸時代のものなんだって! とっても大切にされていたんだね。」と見入っていらっしゃいましたよ。
入間市博物館ALIT学芸員の梅津さんにお話を伺うと「埼玉県内の中では岩槻市が人形作りで有名なのですが、ここ入間市も「所沢人形」の産地として、多くの人形職人さんや小物問屋さんが活躍していたんです。」
「ですから様々な年代のお雛様たちや小物の中には、ちょっとした工夫が凝らされているものがあるんですよ。」と仰っていました。
これは気になりますね! どうやら、休憩エリアに「ちょっとした工夫が凝らされている」お雛様たちが飾られているようなのです。早速行ってみましょう!
休憩エリアには大正期から昭和初期の頃のお雛様たちも飾られていますよ。一見普通のお雛様のようですが...。ん!? 皆さん、お気付きになりましたか?
五人囃子といえば笛や太鼓を持っているものなのですが、こちらに飾られている五人囃子は何か違いますよ! これは、実際に確認していただきたいポイントですので「えっ。何が違うの?」と思われた方は足を運んで、じっくりと見てみてくださいね。
エントランスホールを歩いていると、島のような台の上に白髪のおじいさんやおばあさんの姿の人形を見つけました。
あっ! 高砂人形じゃないですか? 福を集める熊手や厄を払うホウキを手にしていますものね。
梅津さんによりますと、館内には3組の高砂人形が飾られているとのことです。とっても縁起が良いとされるお人形ですから、皆さんも探してみてくださいね。
あれ? お人形たちが長い列を作っていますよ。「こちらは昔の婚礼の情景を再現した紙人形なんですよ。小道具や持ち物に至るまで紙でできていているんですよ。」と梅津さんが教えてくださいました。
このお人形達には目や鼻がありませんが、見れば見るほど表情が豊かに浮かんでくるんですよ。不思議ですね!
お雛様だけでなく、珍しいお人形がたくさん展示されているのも博物館ならではです。色々な発見があって楽しいですね。
今回筆者がご紹介したエントランスホールや休憩コーナー以外にも、常設展示室の「昭和の入間コーナー」には昭和初期と昭和40年頃のお雛様が3組が飾られています。※常設展示室は有料
ぜひ皆さんも、素敵なお雛様たちに会いに入間市博物館ALITへと足をはこんでみてくださいね。
▼アリットの雛まつり▼
会場:入間市博物館ALIT(入間市二本木100)
開催期間:令和6年3月10日まで
開館時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜日(その日が祝日または振替休日の場合はその翌日)
祝日の翌日(その日が土曜日・日曜日または、祝日である場合は除く)
年末年始(12月27日から1月5日)
館内整理日(毎月第4火曜日。ただし、祝日である場合は除く)
常設展示室観覧料:大人200円/高・大学生100円/小・中学生50円/未就学児・65歳以上無料