35歳。お恥ずかしながら男性経験がありません。それでも結婚相手を探します~おみおじリポート162~
父から娘への婚活指南。「記事に興味を持った人同士がつながるのも今風だと思う」
※2024年1月5日追記。和田さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。残念ながら結婚につながるような出会いはオネットではご紹介できませんでしたが、彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
「年末年始に実家の父親と会ったときに、『感情を共有できるような結婚相手を探す努力をしている』と話しました。父は以前から大宮さんのメルマガを拝読しているようで、『マッチングアプリもいいけれど、記事に興味を持った人同士がつながるのも今風だと思う』とオネットを勧めてくれたのです」
現在は首都圏の老舗ホテルグループで働く和田里香さん(仮名、35歳)が笑顔で話してくれたとき「こんなところにも仲間がいる!」と感じました。彼女のお父さんとの不思議な連帯感です。
僕は2014年頃から試行錯誤をしながらお見合いおじさん活動をしています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に良縁を結ぶことをお手伝い中。3か月ほどお休みをもらっていましたが、今月から本格始動します。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
もちろん、お世話する対象は読者ではなく身近な人でもいいのです。我が子に「早く結婚しなさい。まずは一人暮らしをしなさい」といった愛のプレッシャーをかける親が少なくなった昨今、和田さんのお父さんのような存在は希少かつ素敵だと思います。おみおじ(お見合いおじさん)のど真ん中に認定します!
30歳でようやく見つけた天職。古き良き日本企業の価値観が私には向いています
福岡県出身の和田さん。中高生時代は女子校で寮生活をし、付属の女子大に進学してからは今に至るまでほぼ一人暮らしとのこと。家族仲はいいけれど自立しているのですね。
「大学卒業後は、ニュージーランドにトータルで2年弱ほど語学留学とワーキングホリデーに行きました。おおらかで穏やかな土地柄で、英語だけでなく、ワインやトレッキング、ラグビー観戦の楽しさを学べたいい思い出です」
帰国後は、外資系ホテルにアルバイトとして入った和田さんは挫折を経験しました。上下関係が厳しすぎる社風が肌に合わずに試用期間中に退職したのです。その後は、福岡県内のコールセンターなどで事務職として働いてきました。派遣社員や契約社員の立場です。
「人と触れ合う仕事は好きなので、もう一度ホテルで働いてみようと思い直して、東京に本社があるホテルの面接を受けたのは30歳のときです。そのときの女性面接官がとても素敵で、私も仲間になりたいと強く思いました。実際、職場の居心地はすごくいいです。日本の古い会社なので、のんびりした価値観が残っているのが私に向いているのかもしれません」
ロールモデルになってくれる人、緊張感はありながらも居心地の良い職場との出会いは人生を変えますよね。以来、和田さんはホテルでの接客業務に「飽きることなく」打ち込み続けています。
「お客様との様々な出会いがあるからです。もちろん、理不尽なことを言われることもありますが、そのお客様と一緒に働いているわけではありません。同僚との関係性はいいので、ストレスにはならずに済んでいます」
恋愛に不慣れな私。男性から外見を誉めてもらうと気持ちが悪くなったりしていました
和田さんが婚活に目を向けたのも輝いている同性との出会いがきっかけでした。ワイン会で知り合った女性が婚活を始めて会うたびにキレイになっていき、数か月後には見事に結婚を決めたのを目の当たりにしたそうです。
「婚活は自分の人生を振り返るいい機会になったともおっしゃっていて、私もやってみようと思いました」
ただし、和田さんは異性との関係性構築に苦手意識があります。このへんは重要なところなので、マチコ先生が切り込んでくれました。和田さんからの率直な答えは以下の通り。
「お恥ずかしながら男性経験がないこともあって、男性から外見を誉めてもらったりすると気持ちが悪くなり、その人に対する気持ちがむしろ冷えたりしていました。私は犬が大好きなので、『犬よりも君のほうがかわいい』と言われてカチンと来てしまったり……」
マチコ先生は優しく笑いながら和田さんに寄り添いつつ、異性への苦手意識の克服方法を語りました。その道筋は軽いものから3つの段階があるようです。
「まずは、男性からの誉め言葉は大した意味がないことを知るべきです。自分が性的に見られていると思うと気持ち悪くなってしまいますが、たいていの場合は社交辞令に過ぎません(笑)」
35歳と40歳では婚活における立ち位置が全然違います。やるなら今!
マチコ先生が指摘する2点目は「相手との関係性次第」です。信頼できて好意を持っている男性からの誉め言葉であれば和田さんの受け止め方も異なるはず。そんな相手を見つけるにはどうすればいいのかが3点目です。
「和田さんが本気で結婚したいのならば、35歳の今がベストです。何が何でもこの1年間で結婚を決めると言ってくれるなら、私も本気でサポートします。婚活の場では、いい男性から早くいなくなってしまう現実を知ってください」
根拠なく焦らせているのではありません。僕たちは40代前半の女性を応援することも多いのですが、ことごとく苦戦しています。その女性が「いいな」と思う独身男性から結婚相手として「いいな」と思われる確率が激減するからです。なお、もっと軽い気持ちで婚活ができる40代後半以降になると良きご縁に恵まれたりします。
まだ婚活を始めているとは言えない和田さん。結婚相手に望むことも「旅行とコーヒーと犬」が好きなことなどとふんわりしています。「本当にそれでいいのですか。もっと積極的に共有したい重要な価値観はありませんか」とマチコ先生に問われて表情が引き締まりました。
「何か夢があって努力や勉強をしていること。そして、家族や身近な人との関係を大切にできることのほうが私にとっては重要でした……。こんな未熟な私ですが、オネットのご縁で結婚したいと本気で思っています。どなたかにお見合いしていただけたら幸いです」
ここまで覚悟を決めてくれるのであれば大丈夫です。後はお見合いや仮交際をしながらマチコ先生に随時相談してください。一緒にいて意外なほど居心地のいい相手が見つかると思います。
※文中の受けオネット会員は仮名です。和田里香さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。