【入間市】空に月、池には美しい弁天様。楽しいと綺麗がギュッとが詰まったお祭りが開催されました。
地元の方々が「毎年1月14日に弁天様のお祭りがあるんだよ! ダルマや招き猫が売ってるから、毎年買い替えるのが楽しみなんだ。」「たくさんの出店が出ていて夜まで盛り上がるよ。この日の夜の弁天様は本当に綺麗だよ!」と口を揃えて絶賛するお祭りがあります。
そのお祭りが西武池袋線元加治駅から徒歩2分ほどの場所にある光明山円照寺で行われる「元加治弁財天大祭」です。
令和6年も例年通り1月14日(日)に開催されました。地元の方々が絶賛するお祭りですからね。筆者は友人や家族と共に伺ってみましたよ。
円照寺付近に到着したのは日が暮れ始めた17時過ぎ頃です。夜に見られる弁天様のお姿の評判が高いからでしょうか? 多くの方々が沿道にいらっしゃいましたよ。
沿道には所狭しと出店が立ち並んでいて、辺りには美味しそうな香りが漂ってきます。生理現象的にお腹が「グゥ~」と鳴ってしまうのはご愛嬌なシチュエーションです。
円照寺は 国指定重要文化財となっている「胎蔵界大日三尊手指板碑」を所蔵していることでも有名ですよね。また、円照寺は「絵馬寺」としても広く知られていて、芸術家や各界名士の方々が書いた絵馬が約500点ほどが奉納されています。
さぁ。姿勢を正してお詣りです!
円照寺の境内にもたくさんの出店が立ち並んでいました。なんと誘惑の多いことか...(汗)。
中でも注目を浴びていたのは、とんでもない量の焼きそばを売っているお店!! 凄すぎます。ちょっと寄り道していきたい気持ちをグッと抑えて本堂へ向かいますよ!
山門をテクテク歩いていくと、円照寺の本堂にたどり着きます。こちらの本堂には多くの方がお詣りされていました。
本堂横には社務所があり、おみくじを引く方や絵馬寺ということもあって絵馬にお願い事を書いて奉納する方々で賑わっていましたよ。
本堂からふと後ろを振り返ると、日が落ちた藍色の空には月が浮かび、風情のある大きな池には美しい弁天堂の姿が映し出されています。
ここ円照寺には武蔵野七福神の中で紅一点の弁天様が祀られています。弁天様といえば知徳・容色・弁説を司る女神です。また、水の神様としても広く知られていますね。まさに水の女神の美しい姿です。
時を忘れて、しばらくこの光景を眺めている方もいらっしゃいましたよ。
円照寺の山門の左手には、入間市指定文化財にも指定されている不動堂がありました。こちらの不動堂は北側が正面となっているので「北向き不動堂」と呼ばれているんですよ。
この不動堂の前に、地元の方からお聞きしていたダルマや可愛らしい招き猫がたくさん売っているお店を見つけましたよ。お店の方にお話を伺うと「おばちゃんがね、一つ一つ手描きでお顔を描いているの。絶対に福がやってくるよ!」とのことでした。
もうこれはゲットするしかないです(笑)。筆者の家では、お腹に「Lucky」と描かれた招き猫をお迎えすることにしましたよ。大切にします!
出店を眺めながら歩いていると、たくさんの子ども達が集まっているお店がありました。
射的です! 温泉街などでしか今はなかなか見かけませんよね。
大人には懐かしく、子ども達には新鮮な遊びなのでしょう。子ども達はお目当ての景品をゲットするために、真剣に玉を打っていました。
地元の方々が夜の時間帯の元加治弁財天大祭をオススメしてくださった理由が分かったような気がします。筆者は初めて伺いましたが、このお祭りも円照寺の風景も大好きになりました。また来年も、1月14日には地元の方々が集まって、たくさんの笑顔があふれる素敵なお祭りとなりますように。
▼光明山円照寺▼
住所:入間市野田158
電話:04-2932‐0829