【富田林市】なんと意外なものだった!サバーファームの駐車場横にある謎のログハウス風建物の正体は?
農業公園サバーファームの正面入り口には大きな駐車場があり、その奥にサバーファームの施設がありますね。またサバーファーム入場口横にはにこにこ市場という農産物の直売所があります。
ところがその手前、駐車場を挟んだ高台にある謎のログハウス風の建物の存在に気付いている人は意外に少ないかもしれません。
富田林消防団が消防操法訓練大会の練習を行うということでサバーファームに取材に行った時、消防団の人たちが来る前に偶然に見つけた茶色いログハウス風の建築物。
サバーファームの施設ではないようです。いったい何のためにあるのか改めて調べてみることにしました。
その建物の前に行こうとすると、サバーファームの駐車場や敷地内から出ないといけません。恐らく直接は関係ないものです。といっても個人の家のようにも見えません。
よく見ると、ログハウスというより洋風の建物ですが、厳重に柵で覆われています。ドアには何かの注意を促すシールが貼られていますね。余計に気になります。
ドアには変電設備と書いてあるようです。電気に関するものだから電力会社の変電所でしょうか?でもなぜログハウス風の建築物なのでしょうか?
入口に建物の名前が書いてありました。AQUA HOUSE(アクアハウス)という名前です。「水の家」とは、いったい何なのでしょうか?
説明を読むと、このアクアハウスは富田林水道局のもので、水道のポンプ場だとわかりました。甲田浄水場から送られてきている水の受水槽だと書いてあります。
あくまでイメージですが、このように甲田からの水道がサバーファームの横にあるアクアハウスまで通じているんですね。
ここからさらにサバーファームの東隣にあるスポーツ公園のアクアテラスまで水道の水を送っているというのですから驚きです。
説明の横には詳しい配置図があります。洋風の建物はログハウスをイメージしていますが、内部は水を送るために必要な設備が入っているわけですね。
アクアハウスの正式名称は富田林市水道局甘南備・公園ポンプ場です。
周辺地域の水を確保する大事な水道施設なので、もちろん中には入れません。
外側だけを眺めながら、当たり前のように安定的に水が供給されることの背景には、このような装置があるからなんだということを改めて感じました。
アクアハウス(富田林市水道局甘南備・公園ポンプ場)
住所:大阪府富田林市龍泉363-3
アクセス:近鉄富田林駅からバス 竜泉バス停下車徒歩10分
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