PFASを除去できる浄水器を使って、塩素除去した飲料水を手に入れよう！

化学系研究者

9/25(水) 12:01

　近年、環境問題として注目を集めているPFAS（有機フッ素化合物）。この化合物は非常に分解されにくく、自然環境だけでなく私たちの体内にも蓄積される可能性が指摘されています。特に水道水に含まれるPFASは、健康に悪影響を及ぼすリスクがあるとされており、今では多くの人がその対策に関心を寄せています。

PFASとは？私たちの健康に与える影響

　PFASは、フライパンの焦げ付き防止加工や防水加工品などに使われる人工化学物質です。耐熱性・耐水性に優れ、産業用として広く使われてきましたが、その性質から環境に残留しやすく、地表水や地下水に含まれることが問題視されています。PFASの中でも、特に有害性が高いとされるのが、「PFOS」と「PFOA」です。

発がん性のリスク、免疫系への影響、ホルモンバランスの乱れ、さらには肝臓機能や妊娠・出産に悪影響を及ぼす可能性があると報告されています。これを聞くだけでも、私たちの毎日の飲料水がいかに重要かがわかります。

PFAS除去に効果的な浄水器の選び方

浄水器を選ぶ際、PFASを効率的に除去できるタイプを選ぶことが重要です。

活性炭フィルター搭載

活性炭フィルターは、PFASを吸着する性質があり、7～8割程度のPFAS除去が可能とされています。

逆浸透膜（ROシステム）

逆浸透膜を使ったROシステムは、極めて細かいフィルターによって水中の不純物を取り除くことができます。PFASだけでなく、その他の有害物質もほぼ完全に除去できるため、特に高い浄水効果を期待できます。

おすすめのPFAS除去対応浄水器

今回は、安価で手軽に設置できる、活性炭フィルターを使用した浄水器をいくつか紹介します。これらの製品は、PFAS除去能力が高く、使用者のレビューでも高評価を得ています。

[トレビーノカセッティ207SLX ]

※こちらの商品を紹介する上で、一切のインセンティブを受け取っておりません。

「トレビーノカセッティ 207SLX」は、優れた浄水性能と便利な機能がバランスよく搭載されたモデルです。家庭で安心して使える上、節水効果やフィルターの長寿命など、コストパフォーマンスにも優れています。カートリッジ交換目安は約5ヶ月です。

除去物質：遊離残留塩素、2-MIB（カビ臭）、陰イオン界面活性剤、フェノール類、ジェオスミン、濁り、総トリハロメタン、溶解性鉛、CAT（農薬）、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、ベンゼン、PFOS 及び PFOA

[クリンスイMD211]

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クリンスイ MD211は、三菱ケミカルの独自技術である中空糸膜フィルターを搭載しており、0.1マイクメートル以上の雑菌や浮遊物を効果的に取り除くことができます。カートリッジ交換目安は約3ヶ月です。

除去物質：遊離残留塩素、2-MIB（カビ臭）、陰イオン界面活性剤、フェノール類、ジェオスミン、鉄（微粒子状）、濁り、総トリハロメタン、溶解性鉛、CAT（農薬）、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、ベンゼン、アルミニウム（中性）、PFOS 及び PFOA

[BRITA（ブリタ）ポット型浄水器]

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蛇口がシャワーヘッド型など、蛇口直結型浄水器が付けられないご家庭におすすめなのが、ポット型浄水器です。BRITA（ブリタ）のフィルターは活性炭とイオン交換樹脂が含まれており、水道水中の塩素、カルキ臭、金属類（鉛や銅など）、農薬、微粒子などを除去します。

除去物質：遊離残留塩素、2-MIB（カビ臭）、フェノール類、ジェオスミン、総トリハロメタン、溶解性鉛、CAT（農薬）、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、ベンゼン、PFOS 及び PFOA