折り畳み水筒が水漏れ!家庭用アイロンで破れたプラティパス(PE素材)を簡単に修理する方法
折り畳み式の水筒は、クルクルと丸めて小さく収納ができるのでキャンプ道具を軽量化したい方には最適のアイテムです。
ボトルの構造は単純で、重ねた2枚の樹脂フィルムの周囲を熱溶着して内部に水が入るようになっています。
その為、水の出し入れで変形を繰り返す内に接合部分が剥離して水漏れを起こすことがあるんですよね。
でも大丈夫、このタイプの樹脂製水筒なら家庭用のアイロンで修理ができるのです。
この記事では、水漏れしてしまった樹脂製水筒の修理方法を紹介します。
水漏れ箇所
今回は折り畳み式水筒の中でも耐久性が優れていると評判の高い「プラティパス」
が水漏れしてしまいました。
満水のボトルを地面に落としたり、ボトルの外部から力強く押さえつけたりすると、このように水漏れを起こす事があります。
良く見ると、コーナー部分と飲み口の付け根から水漏れしています。
どちらも樹脂フィルムの接合部分が剥がれて水の通り道が出来ています。
ということは、熱溶着が剥がれた接合部分を もう一度熱溶着すれば直るのでは?
家庭用アイロン
ということで、家庭用のアイロンを使って熱溶着修理をしてみます。
本体素材のPE(ポリエチレン)は、素材の厚みにもよりますが200度くらいの温度で熱溶着が可能です。
一般的な家庭用アイロンなら高温設定で約200度くらいまで上がるので熱板溶着機としても流用が出来るのです。
そして注意点として、加熱する際にはポリエチレンが溶けてアイロンに付着することを防ぐ為にクッキングシートを使います。
熱溶着の方法
熱溶着の方法は簡単。
クッキングシートの上からアイロンを押し当てるだけです。
加熱時間は1秒ほどです。
ジュ!と内部で水分が蒸発する音がします。
硬い板の上でPE素材を溶かし過ぎないように、何度も確認しながらアイロンを押し当てるのがポイントです。
特にキャップの根本部分は素材が薄いので注意が必要です。
くれぐれも、火傷をしないようにご用心下さい。
熱溶着が剥がれた部分は白っぽく変色していますが…
綺麗に熱溶着されると透明に変色します。
これで修理は完了です。
水漏れを確認
ボトルを満水にして逆さまにしても水は全く漏れません。
念のため、24時間逆さづりにしてみましたが問題はありませんでしたね。
最後に
もし、ご家庭にアイロンがあるなら、おススメの修理方法です。
ただ、簡単に熱溶着できるのですが、加熱し過ぎると溶けてしまうというデメリットもあります。
なので、修理する際はダメ元精神で試してみて下さいね。
関連記事
外部サイト(ひとり旅でソロキャンプ )へ移動します。