入浴無料も!ソロ温泉で湯めぐりしたい「外湯が充実した温泉街」5選
温泉ファンの間で根づいている定説がある。
共同浴場(外湯)が充実している温泉地にハズレはない。
一般に、地元の人が通うような共同浴場は源泉の質が高い。歴史的に泉源に近い、設備が最低限でシンプルであることから、新鮮な湯がかけ流しにされているケースが多い。
小さくて素朴な共同浴場は、ひとり旅に向いている。地元の人との交流も、外湯の醍醐味である。また、入力料金が安価なのもありがたい。
外湯が充実した温泉地を5つ紹介しよう。
赤湯温泉(山形県)
山形新幹線赤湯駅から徒歩15分ほどの距離にある温泉地。旅館や共同浴場が市街地に混在しており、買い物や飲食には困らない。共同浴場の入浴料はなんと100円である(赤湯元湯は200円)。赤湯はラーメンが名物で、店により味や個性が異なる。湯めぐりとラーメンの食べ歩きをするのも楽しい。
別府温泉郷(大分県)
「温泉のテーマパーク」ともいえるほど多彩な入浴施設がそろう別府は、街全体が温泉街。特に温泉情緒があるのは、湯煙が立ち上る景観が美しい鉄輪温泉。ホテル、旅館、湯治宿など宿泊施設は400軒ほどにのぼり、街の至るところに存在する共同浴場の数は100を超える。温泉好きなら、外湯めぐりに勤しむのも楽しい。
渋温泉(長野県)
渋湯田中エリアは渋、湯田中、角間、安代など10以上の温泉地がひしめく一大温泉郷。その多くに共同浴場が存在する。なかでも渋温泉街の石畳は情緒あふれる。9つの共同浴場をめぐる「外湯めぐり」が名物で、宿泊客は自由に入浴できる。浴衣姿の入浴客がそぞろ歩きを楽しむ光景も絵になる。
野沢温泉(長野県)
標高600mに位置する情緒あふれる温泉街には、旅館や土産物屋、飲食店などが並び、ひとりで訪れるにはちょうどよい街の規模感。温泉街には13の外湯が存在し、無料で利用可(賽銭箱はあるので寸志は入れよう!)。民宿やペンションなども多く、リーズナブルに滞在も可能だ。
十津川温泉(奈良県)
奈良の深い山の中にあり、どこからアクセスしても到着まで時間のかかる温泉地。その分、自然豊かな環境で、温泉はすべて源泉かけ流し。共同浴場も泉湯、滝の湯、庵の湯など充実している。日常から離れた空間で自分とじっくり向き合いたい人におすすめ。