結婚相談所にもいる!30代で資産億単位のIT起業家男性の婚活事情
■人気女優と資産30億円の上場済みIT系社長に交際報道
女優の中条あやみさん(25歳)のIT関連企業社長との交際報道が出ています。事務所は同棲・婚約を否定したものの、交際は事実と認めています。お相手は、インターネット広告運用のAViC創業者で社長の市原創吾氏(36歳)。IT業界では有名な美男子で、創業4年で東証グロースに上場、資産34億円とも言われています。
同様のケースで記憶に新しいのが、9月30日に電撃結婚を発表したテレビ朝日の弘中綾香アナウンサー(31歳)です。お相手は、英語学習関連のベンチャー企業「プログリット」の岡田祥吾氏(31歳)。結婚発表前日の29日に東証グロース市場に上場、報道では「岡田氏と資産管理会社の保有株式から概算すると、資産は約30億円(大手証券幹部談)」とのこと。
2人とも男性女性問わずファンが多く、女性が憧れる女性であり、お相手はともに上場済ベンチャー企業の創業社長で、資産30億円以上という共通点があります。“今の時代のモテる男性”の新定義を更新していくことでしょう。
モテる男性の定義は時代で移り変わっていきますが、21世紀になって始まったITバブル以降、IT起業家という言葉が使われるようになり、人気女優やタレントとの交際や結婚が報じられました。女性の社会進出により、仕事のアドバイスをくれたり、一緒にいると成長させてくれるような知性やセンスのある男性がモテる傾向に。同時期に、高学歴な男性アイドルが増加していったことも記憶に新しいところです。
芸能人の結婚観は、数年遅れて一般社会に浸透していく傾向にあります。今回の場合でも男性側は事業拡大へまい進されるでしょうし、女性側も活躍の場を広げ仕事で次のステップに進みたい頃合いです。もし結婚される場合は、お互い家庭に収まるというよりパワーカップルとして夫婦それぞれのフィールドで活躍し、その刺激を家庭に持ち帰るような家庭像を発信していただけると嬉しいですね。
■結婚相談所にもいる!スーパーVIPな男性たちの婚活傾向
一般社会では、30代で億単位の資産がある経営者男性は、別世界の出来事のように思えるかもしれません。しかし、私の結婚相談所にも数人いらっしゃり、婚活現場では一部のスーパーVIPとはいえ、実在しています。そこで今回は30代で経営者・創業社長を務める男性たちの婚活事情や、婚活傾向をお伝えします。
まず若くして成功されたスーパーVIPな男性がどのように結婚相談所に入会されるのかと聞かれることがあります。一部、政治家や医者、地主のお父様から、娘や息子の結婚相手探しを一任されることもありますが、あくまでレアケース。私の場合はテレビや書籍、YouTubeなどで常に発信をしているので、普通にご本人から「動画を10本見てきました」「ブログ記事を読みました」といって入会希望のお問い合わせが届くことがほとんどです。
例えば、コンサル会社の創業社長である34歳婚活男性がいらっしゃいました。彼は小学校から海外に渡り、中学からは日本の名門私立大学付属校に通うお家柄でした。20代で商社に就職し、30代で起業し、現在は年収5000万円、会社の資産は10億でした。婚活当初は、お互いが外で仕事をして家庭にも新鮮な価値観を運んでほしいと社会的地位の高い働く女性を望んでいました。
しかし、将来自分の会社や資産を残すことを考えると、跡取りとして子供は2人~3人欲しいと考えるに至ります。自分は仕事が忙しく会社の成長に責任があるので、家事や子育てを分担するのは厳しい。家事・育児の代行サービスを頼むとしても、3人の妊娠・産育休の期間があると、さすがに妻のキャリアに影響します。そうなると、どんな女性像が自分の結婚観に合うのか、改めて考えることになったのです。そこで、同世代で外資系企業勤務年収1200万円のバリキャリ女性と、今は日系大手企業勤務で年収600万円でいずれは専業主婦希望という20代女性の両名に会っていただきました。彼は現在も、どちらの方が自分に合うのかと考えながら婚活中です。
稼ぐ経営者は損得を考えるので、女性が年収1000万円超であれば外で働いてほしいと願い、年収600万円以下なら専業主婦を選択してくれてもいいという声をよく聞きます。幼児教室や幼稚園、家事代行代で年間500~600万円かかるので、妻の収入と大差ないのであれば、働かなくてもいいと考えるのです。
ほかにも、37歳男性で年収5億円、個人で15億円の資産を持っている男性がいらっしゃいました。小学校からプログラミング能力に長け、海外の大学院でスカウトされ、コーディネーターとして起業。35歳で日本に帰国しますが、仕事一筋で恋愛経験がなかったことから、友達が私の出演しているテレビを見て「この人に頼んでみたら?」と勧めてくれたのだそう。普通に入会希望が届いたので、彼のプロフィールを見て大変驚いたのを覚えています。
彼に希望条件を聞くと、「頼れる女性で、日々の生活をリードしてくれる女性がいい。精神的経済的にぶら下がってくるような人は好まない。年齢は若い必要はないが同じ歳くらいまでがいい」とのこと。彼の場合、海外育ちで文化が違いますし、天才肌で頭の回転が速いので、対等なコミュニケーションを取れる女性を探すのに非常に苦労しました。現在、刺激的な会話ができるという、34歳の女性医師と交際中です。
■トロフィーワイフよりも、自立心が強く頼れる女性を望む声も
高収入でチャレンジングなIT起業家の男性は、遊び慣れていて、トロフィーワイフ的な若い女性を結婚相手に選ぶものだと思われがちです。しかし、現場で婚活相談を受けているとそうとも限りません。まずは自立した女性、そして頼れる女性、それぞれのフィールドで活躍し、家庭に新しい風を持ち込んでくれるようなチャレンジングな女性を望む傾向があります。結果的に、若く美しい女性とマッチングすることはありますが、それだけを望んでいるのではないということです。
また、創業社長の場合は、若くから会社や事業に全力を注いで形になるまで5年10年は仕事一筋という方も多くいらっしゃいます。上場前のスキャンダルや炎上は避けたいと、異性との広い交遊関係を持たない方も多くなっています。どんな人を希望し、どんなお相手と相性がいいのか、どんな結婚生活をしたいのかということを、カウンセリングを通して、お聞きするスタンダードな方法でマッチングを進めています。