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【東近江市】暑い夏本番を元気に過ごせるように祈願するための「茅の輪」が、野々宮神社に設置されます

どうのるも地域ニュースサイト号外NETライター(東近江市・近江八幡市)

茅の輪(ちのわ)とは、茅(カヤ、もしくはチガヤ)を編んで作られる大きな輪をさす言葉であり、夏越の大祓(なごしのおおはらえ)を前に設置されるものです。

既に熱中症に注意が呼びかけられるほど暑い日も多々ありますが、今後は気温がなお一層高くなることが予想されます。
暑さにより体調を乱しかねない夏本番を前に心を落ち着かせ、清め、そして無病息災を祈願する伝統行事が「茅の輪潜り」です。

茅の輪は各地の神社の参道や境内に設置されており、こちらは6月初旬に林天神社(近江の天神さん)で撮影した茅の輪です。

そして八日市金屋にある野々宮神社では2024年6月15日に茅の輪が作られて、正面参道に設置される予定となっています。

この行事は釋日本紀七 十三(東京国立博物館デジタルライブラリー上では15ページ目の6行目内)の「後の世で病が流行った際に、腰に茅の輪を着けて「自分は蘇民将来の子孫です」と言った者は、病魔から逃れられる(※意訳)」との記載に由来しているとのことです。

※釋日本紀における該当部分は「備後国風土記曰(※備後国の風土記に曰く)」から始まる
※釋日本紀における該当部分は「備後国風土記曰(※備後国の風土記に曰く)」から始まる

茅の輪は6月末まで設置される予定なので、7月を前に夏を乗り越えられるよう、お祈りに詣でてみて大きな輪っかを潜ってみてはいかがでしょうか。

【野々宮神社】
所在地
滋賀県東近江市八日市金屋1丁目5-12
茅の輪の設置期間
2024年6月15日~30日
電話番号
0748-22-2538

地域ニュースサイト号外NETライター(東近江市・近江八幡市)

かつて「そこを制する者が天下を制する」といわれた近江国。聖徳太子ゆかりの地であり、数多くの太子伝説が今に残る東近江市。そして安土城や観音寺城など、戦国時代の城跡がある近江八幡市。そんな歴史深き故郷の文化や伝統、美味しい食べ物や飲み物、楽しいレジャーや賑やかなイベントなどなど……至らぬところばかりの若輩者ではございますが、皆様に諸々をお伝えする一助となれれば幸いにございます。

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