ロシア軍、ウクライナ首都に神風ドローン「KUB-BLA」で攻撃 米国メディア報道
「利用するのも簡単で、とても効率的な兵器」
ロシア軍がウクライナに侵攻して攻撃を続けている。ロシア軍はウクライナの首都のキーウ(キエフ)に、小型攻撃ドローンで攻撃を行ったとアメリカのメディアが報じていた。攻撃に使われて破壊されたドローンの写真も公開していた。
ロシアのZALA Aeroグループが開発した『KUB-BLA』と呼ばれる小型攻撃ドローン。ZALA Aeroのスポークスマンは2019年にアブダビで開催されていた国際軍事防衛展(International Defense Exhibition and Conference :IDEX)で披露された時に「KUB-BLAは非常に精確に標的を定めて、静かに敵に近づいていくことができ、利用するのも簡単で、とても効率的な兵器だ」と語っていた。
KUB-BLAは上空から垂直に地上に向けて攻撃してくる。攻撃ドローンが上空から地上に突っ込んできて攻撃をして破壊力も甚大であることから大きな脅威だ。
小型攻撃ドローンは上空から標的に向かって突っ込んで行き、爆撃することから「Kamikaze Drone(神風ドローン)」、「Suicide Drone(自爆型ドローン)」、「Kamikaze Strike(神風ストライク)」とも呼ばれている。標的を認識すると標的にドローンが突っ込んでいき、標的を爆破し殺傷力もある。日本人にとってはこのような攻撃型ドローンが「神風」を名乗るのに嫌悪感を覚える人もいるだろうが「神風ドローン」は欧米や中東では一般名詞としてメディアでも軍事企業でも一般的によく使われている。
▼ロシアが使用した神風ドローン「KUB-BLA」