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【富田林市】錦織公園の梅の里では、梅の花が次々と開花中。一気に咲く勢いで、今週末は見ごろになる?

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

大阪府では、いよいよ梅が開花したとのニュースが流れました。さらに先週までの寒さとは一転、2月の最終日だった昨日28日は雲がほとんどない天気、ついに上着が不要となるほどの散歩日和で、一気に春が来た感じです。ということで、梅を愛でに出かけました。

ちなみに富田林で「梅の里」を検索してみると、近鉄喜志駅の西側にも出てきます。しかしこれは地名なので、本当に梅が咲いているかどうかわかりません。ここは未知のところに行かず、無難にもうひとつの梅の里、錦織公園に行ってきました。

今回は、錦織公園の南口から入りました。梅の里に行くのには、南口がいちばん近いのです。

最初にトイレを済ませました。梅の里にはトイレがなく、いちばん近いのがドレミ小橋とのこと。公園で南側から入る人は、先に入口でトイレを済ませたほうが落ち着いて鑑賞できますね。

梅の里へは正面から登らずに、進行方向に向けて右側の道、駐車場の横の公園事務所側から行った方が近道です。

さて梅の里が見えてきました。平日にもかかわらず、けっこう多くの人の姿がありました。

2月28日の時点で咲いている木もありますが、まだまだこれからで、つぼみの木の方が多いように見えました。おそらく先週はまだ雪が降るほどとても寒かったので、開花が遅れ気味のように感じます。

太陽の光がたくさんあたっている上の方が咲くのが早そうなので、丘を登ってみましょう。

梅の下にはまだスイセンが咲いていました。こちらの方が満開に近い状況。まさしく梅とスイセンのコラボですね。

説明版によると、梅の里の面積は8000平方メートルあるそうで、ここには25品種320本の梅を育成しているとか。また、花の品種によって開花時期に差があるとのことです。時間差で、いろんな梅の花が見ることができるんですね。

また木の下に品種の名前が書かれているので、それぞれの品種の特徴をあらかじめ調べておいても良いでしょう。

例えば手前に見える「道知辺(みちしるべ)」という品種、これは野梅性で、早咲きの一種。淡紅色から紫紅色に変わるとかで、一輪咲きの大輪花を咲かせるそうです。

また開花期は1月中旬から2月下旬とありますが、見た限りつぼみもあり3月も楽しめそうです。

参考までに、錦織公園梅の里の説明版に記載されている、梅の里で育成している品種の一覧(25種)を紹介します。

  • 1.冬至梅(とうじうめ:一重、白)
  • 2.紅冬至(こうとうじ:一重、ピンク)
  • 3.道知辺(みちしるべ:一重、ピンク)
  • 4.雪月花(せつげつか:一重、白)
  • 5.田子の浦(たごのうら:一重、白)
  • 6.浜千鳥(はまちどり:一重、白)
  • 7.見鷲(けんきょう:八重、ピンク)
  • 8.思いのまま(おもいのまま:八重、白・ピンク咲き分け)
  • 9.八重寒紅(やえかんこう:八重、紅)
  • 10.故郷の錦(こきょうのにしき:八重、ピンク)
  • 11.月影(つきかげ:一重、白)
  • 12.緑萼(りょくがく:八重、白)
  • 13.内裏(だいり:八重、白・ピンク混)
  • 14.緋梅(ひばい:一重、濃紅)
  • 15.関守(せきもり:一重、紅)
  • 16.紅千鳥(べにちどり:一重、濃紅)
  • 17.鹿児島紅(かごしまこう:八重、濃紅)
  • 18.八重唐梅(やえとうばい:八重、紅)
  • 19.大湊(おおみなと:一重、ピンク)
  • 20.淋子梅(りんしばい:八重、紅)
  • 21.白加賀(しろかが:一重、白)
  • 22.鶯宿(おうしゅく:一重、ピンク)
  • 23.豊後(ぶんご:一重、ピンク)
  • 24.南高(なんこう:一重、白)
  • 25.甲州最小(こうしゅうさいしょう:一重、白)

さて丘の上まで来ました。ここからは梅の里の梅を一堂に見られます。また梅の里の先には池、さらにその先の風景まで一望でき、本当に爽快でした。

高台には東屋もあるので、そこで休憩もできます。

見た目はまだまだこれからですが、この日は本当に天気が良く、かつ暖かい日差し。冬の間、離せなかった上着がついに不要になりました。

今はまだつぼみの状態の梅もこの週末あたりに一気に咲きそろう、そんな気がしました。

錦織公園(外部リンク)
住所:大阪府富田林市錦織1560
アクセス:南海高野線 滝谷駅から徒歩20分 金剛駅から徒歩30分
     近鉄長野線 滝谷不動駅から20分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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