和泉市の南部に位置する、西国三十三所巡りの第4番札所 槇尾山 施福寺（せふくじ）の参道入り口のすぐ横に、落差50mにもなる「満願の滝」があるのをご存じでしょうか。知っているけど、通り過ぎてしまうという方も多いこの滝を訪れてきました。

施福寺駐車場のすぐ先、参道入り口の右手にある鳥居の横には「満願滝弁財天」と書かれた石碑が立っています。

鳥居をくぐって灯篭の並んだ参道を進むと、左手に「弁財天」と書かれた社が見えてきました。

弁財天様の社を参拝して奥のお稲荷様に続く橋を渡り始めると、左手に岩肌に流れ落ちる滝が見えてきました。

写真では水の様子がうまく写らず、滝全体の様子が分かりにくいですが、水量はさほど多い滝ではありません。

滝壺の向かって左手には弘法大師、右手には役行者（えんのぎょうじゃ）が祀られています。

和泉市の観光情報を発信している、観光おもてなし処のホームページによると、満願の滝は、落差はおよそ50mあるそうです。見上げると不思議なパワーが降りてくるようです。

満願の滝を訪れたのは2023年7月3日で、この日は橋の下へ続く通路は通行止めになっていました。

この通路を降りると、橋の下をくぐって滝壺の間近まで行くことができると書かれていました。境内には弁財天様の他に、白龍大神や子安観世音菩薩など様々な神様が祀られているのですね。

残念ながら滝壺の近くまで行くことはできませんでしたが、絶えず流れ落ちる滝の音を聴いていると自然のパワーをいただける気がしました。施福寺をお参りされる方や、ハイキングでこの道を通る方も、ぜひ「満願の滝」を訪れてみてはいかがでしょうか。

満願の滝

所在地：和泉市槇尾山町8
アクセス：泉北高速鉄道和泉中央駅から南海バス「父鬼」「槙尾山口」行に乗車「槙尾中学校前」下車、オレンジバスに乗り換え「槇尾山」下車すぐ