Yahoo!ニュース

塩分量で迷わない塩味が決め手 栗ごはん

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

店頭に栗が並び始めましたね。
急に下がった気温だけでなく、秋の食材が多く出回り始めたことで、ますます秋を感じます。

早速、栗ごはんを炊きました。わが家の栗ごはんは、シンプルな塩味。
塩だけで味をつける炊き込みごはんって、案外難しいもので、大抵は「あ〜、もう少し塩を多めにすればよかった〜」と後悔することが多かった若い頃の私。

年齢的は塩分の取りすぎを気にしなければなりませんが、一年に数回しか作らない栗ごはんですから、おいしく食べたい!とは言っても、米3合に塩小さじ2を入れる勇気のない方は、小さじ1 1/2くらいから始めてみてくださいね。

【レシピ】栗ごはん

【材料】

  • 栗 約400g(20〜25粒)
  • 米 3合
  • 塩 小さじ2
  • 酒 大さじ2
  • 水 材料メモ参照

【材料メモ】
炊飯器で炊く場合の水の量は、通常の炊飯時の水量で大丈夫です。
スキレットやほうろう鍋など、重量のある鍋を使用する場合は、通常の水量よりも少なめにすることをお勧めします。
今回、米3合を10 1/4インチスキレットで炊く栗ごはんの水量は540〜550gを目安にしてください。スキレットは密閉性が高いため、蒸気が逃げにくいので、少ない水量でおいしく炊くことができます。

【作り方】

(1)栗をの鬼皮と渋皮をむき、むいたものからすぐに水を張ったボウルに入れます。

(2)米を洗い、30分ほど冷水に浸したらザルにあげて水けをきります。スキレットに米を入れ、塩、酒、分量の水を加えて軽く混ぜ合わせて平に広げ、水けをきった(1)の栗をのせます。

(3)スキレットのフタをして強火にかけ、グツグツと沸騰し始めてからしばらくすると、フタと本体の間から蒸気が上がるので、すぐに弱火にして13分炊きます。火を止め15分ほど蒸らします。

(4)蒸らしが終わったら、全体をかき混ぜます。

【炊飯器栗ごはんレシピ】

以前紹介した炊飯器で作る栗ごはんレシピはこちらです↓ (クックパッドの私のページです)
栗ごはんレシピ(炊飯器使用)

秋の味覚、たくさん味わいたいですね。

レシピ・文 料理研究家 岸田夕子

料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

岸田夕子の最近の記事