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【泉佐野市】知らないと通り過ぎてしまう「国道26号線」沿いに突如現れた”カラフルな自販機”。これ何?

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉佐野市など)

国道26号線を難波方面に向かって走っていると、「高松北」交差点の手前になにやらカラフルな自動販売機が...。

遠目からでもわかる「ど冷えもん」の文字。「ど冷えもん」といえば以前にご紹介した「『たにと』の手打ちうどん冷凍自動販売機」(関連記事参照)も「ど冷えもん」でしたが、一体何が買えるのか、のぼりにはフランス語で「オテル・ド・キュール(心のホテル)」と書いてあるようです。

これは素敵な商品が買える予感…早速行ってみましょう。

ものすごい存在感で鎮座している3台の自動販売機

“〇レンジャー”などの戦隊ものを彷彿とさせる佇まいです。

入口は狭いですが、奥へ進むと自動販売機前に駐車場もあるようです。

「ファーブルトン」「バスクチーズケーキ」「揚げピザカルツォーネ風」「旨ダレ焼きそば」…のぼりを見て、えっ?となりません?自動販売機でこんなおしゃれな“料理”や“スイーツ”が買えるの?・・・と。

ピンクの自動販売機は…

「マルゲリータの揚げピザ」350円、「ツナマヨポテトサラダの揚げピザ」350円、「ササミ明太子マヨの揚げピザ」350円、「ナスミートの揚げピザ」350円、「きのことベーコンのトマトソースの揚げピザ」350円、「きのことシーフードのクリームソースの揚げピザ」350円。

「キャベツ焼き」250円、「イカ焼き」350円、「ホルモン焼きそば」550円、「旨だれ焼きそば」350円。

黄色の自動販売機は…

「カレイのムニエル」700円、「魚介のガーリック焼き」700円、「ビーフシチュー」1000円、「手羽元とソーセージのカスレ」700円、「豚肩ロースとソーセージのポトフ」600円、「イカのエスカベッシュ」750円。

「イタリア風ポテトフライ」250円、「かぼちゃのポタージュ」300円、「えびとアボカドのキッシュ」600円、「ドライカレー」400円。

青色の自動販売機は・・・

「バスクチーズ プレーン」450円、「バスクチーズ ブルーベリー」500円、「バスクチーズ さつまいも」500円、「バスクチーズ 抹茶」500円、「バスクチーズ チョコレート」500円、「ファーブルトン プルーン」400円。

「ファーブルトン キャラメルバナナ」400円、「ファーブルトン ショコラ」400円、「ファーブルトン マンゴー」400円、「ファーブルトン ブルーベリー」400円。

“ファーブルトン”とは、ラム酒を使用したオトナのスイーツのようです。

それにしても、こんなおしゃれな“料理”や“スイーツ”が自動販売機で買えるとは驚きです。

先程食事を済ましてきたところなのですが、自動販売機の前に立っているとまたお腹がすいてきました。

どれにしようかしばらく迷いましたが…

「魚介のガーリック焼き」700円 を購入してみたいと思います。

今回は硬貨で購入しましたが、お札は“1000円札”しか使えないのでご注意を。

「商品番号」→「かう」をタッチします。

ほんの数秒でパウチされた料理が、冷凍の状態で出てきました。「原材料名」に注目してください。家庭で作る料理のごとく余計なものが一切入っていませんね。これは、うれしいポイントです。

デザートもほしいので、「バスクチーズ さつまいも」500円 も購入してみます。

「バスクチーズ ブルーベリー」は売り切れのようです。

先程と同じ要領で購入してみました。

ずっしりとした手づくりケーキが、こちらも冷凍の状態で出てきました。

「魚介のガーリック焼き」の中身はこんな感じ。

お召し上がり方は、“湯煎で約11分”と書かれています。この「お召し上がり方」の紙まで小袋にきちんと入っていて、真心を込めて作られている感じが伝わります。

「魚介のガーリック焼き」
「魚介のガーリック焼き」

実は、自動販売機だし…とあまり期待せずに買ったのですが、正直このレベルの料理が自動販売機で買えるとは驚きです。調理後、出来立てを冷凍しているからでしょうか? ガーリックもガツンと効いています。一つ一つの素材もしっかりしていて、冷凍食品にありがちなベチャこさも感じません。とてもおいしいです。

「バスクチーズケーキ さつまいも」
「バスクチーズケーキ さつまいも」

冷蔵庫で3時間解凍しました。

「バスクチーズケーキ さつまいも」は、「チーズケーキ×焼き芋」のような優しい味。

しっかり濃厚なチーズは、“チーズ好き”のわたしも満足できる一品です。

年末年始の”おこもり用”に、スィーツを冷凍しておくと良いかもしれませんね。

取材の撮影許可をいただくため、管理責任者の有本さんにお電話でお話を伺ったところ、この自動販売機は今年の7月に設置したとのこと。「以前は飲食店を経営していたのですが、現在は和泉市にある厨房で料理を作り、自動販売機で提供しています」と有本さん。

「オテル・ド・キュール」フランス語で“心のホテル”という意味だということも、有本さんが教えてくださいました。現在「オテル・ド・キュール」の商品が買える自動販売機はココ泉佐野だけなのだそう。“心のホテル”と名付けた由来を詳しくお聞きすることはできませんでしたが、きっと素敵な想いがあるのでしょうね。

近々、自動販売機の商品の入れ替えを検討しているそうです。

聞くところによると、ピンクの自販機に、ピザデザートピザが。黄色の自販機にはフォアグラ丼フレンチが。そして青色の自販機に、今回ご紹介したバスクチーズケーキバターサンドを入れる予定だとか・・・。いやいや、それも楽しみではありませんか。

知らないと通り過ぎてしまう「国道26号線」沿いの「オテル・ド・キュール(心のホテル)」の自動販売機

年末の忙しい時期、冷凍庫のストックにいかがでしょうか?

【基本情報】
「オテル・ド・キュール(心のホテル)」の自動販売機
国道26号線「高松北」交差点手前角(難波方面に向かって)
取材協力 管理責任者 有本様

【関連記事】

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ライター(泉佐野市など)

大阪府泉南市・泉南郡・泉佐野市担当。 なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちのまちのちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。みなさまの日常がもっともっと楽しくなりますように。 2023年2月、2023年5月、2024年9月MVA受賞

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