【泉佐野市】知らないと通り過ぎてしまう「国道26号線」沿いに突如現れた”カラフルな自販機”。これ何?
国道26号線を難波方面に向かって走っていると、「高松北」交差点の手前になにやらカラフルな自動販売機が...。
遠目からでもわかる「ど冷えもん」の文字。「ど冷えもん」といえば以前にご紹介した「『たにと』の手打ちうどん冷凍自動販売機」(関連記事参照)も「ど冷えもん」でしたが、一体何が買えるのか、のぼりにはフランス語で「オテル・ド・キュール(心のホテル)」と書いてあるようです。
これは素敵な商品が買える予感…早速行ってみましょう。
ものすごい存在感で鎮座している3台の自動販売機。
“〇レンジャー”などの戦隊ものを彷彿とさせる佇まいです。
入口は狭いですが、奥へ進むと自動販売機前に駐車場もあるようです。
「ファーブルトン」、「バスクチーズケーキ」、「揚げピザカルツォーネ風」、「旨ダレ焼きそば」…のぼりを見て、えっ?となりません?自動販売機でこんなおしゃれな“料理”や“スイーツ”が買えるの?・・・と。
ピンクの自動販売機は…
「マルゲリータの揚げピザ」350円、「ツナマヨポテトサラダの揚げピザ」350円、「ササミ明太子マヨの揚げピザ」350円、「ナスミートの揚げピザ」350円、「きのことベーコンのトマトソースの揚げピザ」350円、「きのことシーフードのクリームソースの揚げピザ」350円。
「キャベツ焼き」250円、「イカ焼き」350円、「ホルモン焼きそば」550円、「旨だれ焼きそば」350円。
黄色の自動販売機は…
「カレイのムニエル」700円、「魚介のガーリック焼き」700円、「ビーフシチュー」1000円、「手羽元とソーセージのカスレ」700円、「豚肩ロースとソーセージのポトフ」600円、「イカのエスカベッシュ」750円。
「イタリア風ポテトフライ」250円、「かぼちゃのポタージュ」300円、「えびとアボカドのキッシュ」600円、「ドライカレー」400円。
青色の自動販売機は・・・
「バスクチーズ プレーン」450円、「バスクチーズ ブルーベリー」500円、「バスクチーズ さつまいも」500円、「バスクチーズ 抹茶」500円、「バスクチーズ チョコレート」500円、「ファーブルトン プルーン」400円。
「ファーブルトン キャラメルバナナ」400円、「ファーブルトン ショコラ」400円、「ファーブルトン マンゴー」400円、「ファーブルトン ブルーベリー」400円。
“ファーブルトン”とは、ラム酒を使用したオトナのスイーツのようです。
それにしても、こんなおしゃれな“料理”や“スイーツ”が自動販売機で買えるとは驚きです。
先程食事を済ましてきたところなのですが、自動販売機の前に立っているとまたお腹がすいてきました。
どれにしようかしばらく迷いましたが…
「魚介のガーリック焼き」700円 を購入してみたいと思います。
今回は硬貨で購入しましたが、お札は“1000円札”しか使えないのでご注意を。
「商品番号」→「かう」をタッチします。
ほんの数秒でパウチされた料理が、冷凍の状態で出てきました。「原材料名」に注目してください。家庭で作る料理のごとく余計なものが一切入っていませんね。これは、うれしいポイントです。
デザートもほしいので、「バスクチーズ さつまいも」500円 も購入してみます。
「バスクチーズ ブルーベリー」は売り切れのようです。
先程と同じ要領で購入してみました。
ずっしりとした手づくりケーキが、こちらも冷凍の状態で出てきました。
「魚介のガーリック焼き」の中身はこんな感じ。
お召し上がり方は、“湯煎で約11分”と書かれています。この「お召し上がり方」の紙まで小袋にきちんと入っていて、真心を込めて作られている感じが伝わります。
実は、自動販売機だし…とあまり期待せずに買ったのですが、正直このレベルの料理が自動販売機で買えるとは驚きです。調理後、出来立てを冷凍しているからでしょうか? ガーリックもガツンと効いています。一つ一つの素材もしっかりしていて、冷凍食品にありがちなベチャこさも感じません。とてもおいしいです。
冷蔵庫で3時間解凍しました。
「バスクチーズケーキ さつまいも」は、「チーズケーキ×焼き芋」のような優しい味。
しっかり濃厚なチーズは、“チーズ好き”のわたしも満足できる一品です。
年末年始の”おこもり用”に、スィーツを冷凍しておくと良いかもしれませんね。
取材の撮影許可をいただくため、管理責任者の有本さんにお電話でお話を伺ったところ、この自動販売機は今年の7月に設置したとのこと。「以前は飲食店を経営していたのですが、現在は和泉市にある厨房で料理を作り、自動販売機で提供しています」と有本さん。
「オテル・ド・キュール」がフランス語で“心のホテル”という意味だということも、有本さんが教えてくださいました。現在「オテル・ド・キュール」の商品が買える自動販売機はココ泉佐野だけなのだそう。“心のホテル”と名付けた由来を詳しくお聞きすることはできませんでしたが、きっと素敵な想いがあるのでしょうね。
近々、自動販売機の商品の入れ替えを検討しているそうです。
聞くところによると、ピンクの自販機に、ピザやデザートピザが。黄色の自販機にはフォアグラ丼やフレンチが。そして青色の自販機に、今回ご紹介したバスクチーズケーキやバターサンドを入れる予定だとか・・・。いやいや、それも楽しみではありませんか。
知らないと通り過ぎてしまう「国道26号線」沿いの「オテル・ド・キュール(心のホテル)」の自動販売機。
年末の忙しい時期、冷凍庫のストックにいかがでしょうか?
【基本情報】
「オテル・ド・キュール(心のホテル)」の自動販売機
国道26号線「高松北」交差点手前角(難波方面に向かって)
取材協力 管理責任者 有本様
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