iPadを使う際にあると便利なApple Pencil。

しかしApple Pencilは価格が1万円以上で、たかがタッチペン一つにしてはかなり高額となっております。ただ、安いタッチペンと違い、比較的細かい描写やしっかりとした追跡性があって、メモを取ったり絵をかいたりするのに向いています。

普通のタッチペンよりも書きやすいので、購入を考えた時にふと「Apple Pencilの代わりになるもっと安価なものはないだろうか」と思って探すことにしました。

そして見つけたタッチペンがとてもおすすめなので、紹介していきます。

KINGONEスタイラスペン

こちらはAmazonで3,299円（2021年8月5日現在）で購入ができるスタイラスペンです。見た目はApple Pencilに近いですが、充電端子が側面にあるのでよく見ると違います。

同梱物

箱に入っているのものは以下になります。

こちらのスタイラスペンは上部をタッチすることで、電源のON/OFFができます。

その下部にはUSB Type-Cの接続端子があり、そこから充電できます。その下には電源の状態を表示するランプがあり、電源を入れると青、充電中は赤、充電完了時は緑に点灯します。また電池残量が少ない時には青ランプが点灯します。

電源を入れて無操作状態が5分続くと自動でスリープモードになり、30分経つと自動で電源OFFになります。1時間の充電で10時間の使用が可能なので、1日中使わない限りは数日持ちそうです。

Apple Pencilとの違い

本家のApple Pencilと比較してみます。

大きさはほとんど変わらず、若干重量がある感じです。重量はあっても書いてて疲れるほどではありません。Apple Pencilとの大きな違いは接続方法にあります。Apple Pencilの場合接続するにはLightning端子を利用してiPadなどにApple Pencilを接続することで、Bluetooth接続されます。一方で、KINGONEのスタイラスペンは、Bluetoothなどの接続は不要で、電源を入れればすぐに使用できます。わざわざBluetoothを起動しなくても済むのは意外と便利です。

肝心の書き心地は？

書き心地はほとんどApple Pencilと差はありません。おそらくかなり長期間使わない限り気づかないと思います。少なくともApple Pencilをお試し程度に使った筆者自身は何が違うのか分かりませんでした。

かなりなめらかですし、遅延もほとんど感じられないのでストレスなく使用することができます。

ついている機能、ついていない機能

傾き検知機能付き

KINGONEのスタイラスペンにはペンを傾ければ、その傾きに応じて太く描写ができる傾き検知機能が付いています。対応アプリは限られていますが、純正のメモアプリが対応しています。用途はあまりわかりませんが、絵を描くには便利なのでしょうか。

パームリジェクション機能付き

通常のタッチペンでは、ペン先に加えて手も検知されてしまうので、正確に描写することができません。また、常に手を画面に当たらないようにして書くのは、かなり疲れてしまいます。このスタイラスペンであれば、画面に手を置いて描写ができるので疲れずに使用することができます。

筆圧検知機能はない

ペンを押し付けるをその筆圧を検知して、描写の濃度などが変わる機能は付いていません。これの絵を描く人には重要な機能かもしれません。

総評

3,000円台でこの機能は非常に優秀です！本家Apple Pencilに負けない機能で素晴らしいです。

ただiPadで絵を描きたい人には少し物足りないかもしれません。用途的にはiPadで手書きでメモを取りたい人や、議事録程度に使ったり、アイディアをまとめるだけの人にはぴったりだと思います。とても凝った絵を描くかたには少し不十分かもしれません。自身はアイディアをまとめるのに使う程度なので、なんの問題もなく十分に使用することができます。みなさんも使用用途によっては、本家Apple PencilではなくてもKINGONEのスタイラスペンで十分かもしれないので、考えてみてはいかがでしょうか。Apple Pencilの3分の1の価格で買えるので、お試しに買ってみたり2本目として用意したりするのもおすすめです！

というわけで今回は、KINGONEのスタイラスペンの紹介でした！