雄大な太平洋に面し、日本の渚百選にも選ばれ、景勝地として名高い桂浜。「月の名所は桂浜」とよさこい節でも歌われているように、夜は月の名所としても知られています。太平洋を眺めるように坂本龍馬像が建っているほか、“龍王宮”とも呼ばれて竜王岬に建つ「海津見神社」やローカル色豊かな桂浜水族館、椿の小径などの遊歩道も整備されています。

「龍馬に大接近」と名付けられたイベントは、坂本龍馬像の高さに近い約13メートルの仮設の展望台を設置、龍馬の顔とほぼ同じ高さまで上がることができます。いつもは下から仰ぎみることしかできない坂本龍馬の銅像と同じ目線から、雄大に広がる太平洋を眺められます。このイベントは5月29日まで開催しています。

砂浜は弓形をした美しい海岸で、青い海ときれいな白い砂浜を散策するのがおすすめです。のんびりと壮大な景色を眺めるだけでも十分楽しむことができ、心身ともにリラックスできます。

桂浜といえば、その絶景だけでなく落ちている石の色の豊富さも大きな特徴です。五色石と呼ばれ、色は緑（凝灰岩）、赤（変色した玄武岩）、白（白くにごった石英脈またはチャート）、黒（黒色頁岩）、灰色（砂岩）の五色です。散策途中に探してみませんか。桂浜は高波や潮の流れが早く遊泳禁止です。特に波浪注意報が出ている場合は急な高波、強い引き波がありますので波打ち際は特に注意が必要です。看板などで注意喚起されていますので気をつけてください。

桂浜の南側にある竜王岬に建つ「海津見神社」は“龍王宮”とも呼ばれています。御祭神は海の神様、大綿津見神(おおわたつみのかみ)で、海上安全や漁業豊登、良縁成就などのご利益があります。少々急な階段を上っていきますが、社のある岬からは桂浜の絶景が見渡せます。

海浜一帯は「桂浜公園」となっており、本浜休憩所は太平洋が一望できる展望台として新たなビュースポットです。ほかには人気の桂浜水族館や山手には坂本龍馬記念館もあります。

コロナ禍の休日を桂浜の海岸をのんびり散策しませんか。