こんにちは、Sariです！

今回は来月10月7日8日に行われる大津祭を前に、大津丸屋町商店街にある「大津祭曳山展示館」に行ってきました。

「大津祭曳山展示館」は入館無料（来月4月から有料化の予定だそうです）で、大津祭をさまざまな角度から紹介する施設です。

大津祭は、大津駅近くの天孫神社の祭礼で、江戸時代初め、鍛冶屋町の塩売治兵衛が狸の面をかぶって踊ったのが始まりとされます。国指定の重要無形民俗文化財になっています。

13基の曳山（山車）が大津の町を巡行するお祭りで、曳山はいずれも江戸時代に制作された歴史あるもの。それぞれテーマに沿って独自の装飾が施され、からくり人形が乗っているのが特徴です。

巡行の間は曳山に乗った人達によるお囃子が奏でられ、とてもにぎやか。曳山は大津の町を練り歩き、所望（しょもう）という決められた場所でからくりが披露されるのが見どころです。

大津祭曳山展示館のみどころ

大津祭曳山展示館には13基の曳山のひとつ、西王母山の実物大模型の曳山が展示されています。レプリカのからくりも設置され、ボタンを押すと実際の動きを間近で見ることができるようになっています。

大津祭曳山展示館ではその他に、祭りの囃子に使われる鉦（かね）と太鼓があり、お囃子の演奏を体験することが出来るコーナーもありました。子どもに人気だそうです。

また、大津祭の様子を大スクリーンで見ることができるスペースや、

大津祭のこよみ解説を映像で見ることが出来るビデオコーナーもありました。

2階はパネル展示と、現在は大津祭のさまざまな資料が展示されています。普段は13基の曳山の懸装品が2か月ごとに交代で展示されるのですが、現在は大津祭が近いので準備のためにすでに使用されているため、代わりに資料が展示されています。

大津祭のこよみ

大津祭は、神輿祓いと曳山の巡行順を決める「くじ取り式」が9月16日に行われるところから始まります。

このくじ取り式の夜から、およそ10日間、曳山が置かれている町家の2階などでお囃子の稽古が行われます。

こちらのマップの曳山が書いてある場所が、その曳山の町家の場所です。

稽古が続く間、夜19時半頃にこの辺りに行くと、お囃子の音色を聞くことが出来、風情があって素敵だと、この付近に住む方が言っておられました。

本祭の1週間前から曳山が組み立てられます。

本祭の前日の宵宮では、夕刻になると提灯が灯され、曳山が美しく浮かび上がります。

「ヨイヤマ」というお囃子が奏でられ、本祭では使われることの少ない大太鼓の力強いリズムも聴くことができるそうです。

大津祭今年の日程と注目の曳山

今年は宵宮が10月7日の夕刻～21：00、本祭が10月8日9：00～17：30に行われます。

今年は4年ぶりに13基すべての曳山が巡行する通常開催となります。

曳山の中でも今年の注目は、来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなむ「源氏山」だと運営の方はおっしゃいます。紫式部が石山寺で月を見ながら構想を練る様子のからくりが見どころだそうです。

巡行中に観衆に投げられるちまきも、近年自粛していましたが今年は曳山が止まっている時に投げられるとのことで、こちらも楽しみのひとつです。

ぜひみなさん大津の風情があり活気もあるお祭を見に行ってみてはいかがでしょうか。

からくり人形の動きを間近で見られる有料観覧席もあります。

1席4500円で観覧記念品付きです。

現在発売中で、大津祭曳山展示館と大津駅観光案内所で買えるそうです。

当日販売もあるかもとのこと。

指定席でゆっくりと曳山巡行を楽しむことができて良さそうです。

まとめ

大津祭当日は、大津祭曳山展示館は展示内容が一部変更され、大津祭の粽やグッズなどを販売する臨時売店が設置されるそうです。

大津祭の前に、展示館で予習をして、大津祭を堪能するのもいいかもしれません。

秋の風情ある伝統的な大津祭、今年も楽しみです。

大津祭曳山展示館の情報