福島駅東口駅前広場で毎週日曜日に開かれているマルシェ、GoodDayMarket（グッデイマーケット）。福島県産のとれたての野菜や果物をはじめとした農産物や工夫を凝らした加工品が手に入る人気のマルシェです。
今回はそのGoodDayMarketで、キッチンカーで販売している「薬膳カレー」をご紹介しましょう

GoodDayキッチンカーの「薬膳カレー」は動物性の食品や化学調味料を一切使わないで作ったカレー。季節の野菜をオリーブオイルでじっくり炒めて、塩だけで味付けしています。一口食べると、自然の甘味と旨味が口の中に広がります。
取材日のカレーには、EM佐藤農園という農園で作られた「おろぬき大根」が入っていて風味豊かでした。
え？「おろぬき大根」って？「おろぬき大根」とは、大きく育てるために間引いた大根のこと。捨てられてしまうことも多いのですが、GoodDayキッチンカーではそれを大切に使っています。おかげでこんなに風味豊かで美味しいカレーが食べられるんですね。

作っているのは、油井ちひろ（ゆいちひろ）さん。季節の野菜を楽しんでもらうために、さまざまな工夫をこらしています。

まず、市販のルーは一切使っていません。じっくり炒めた後に柔らかくなるまで煮込んだ野菜をブレンダーで細かくしたものをかけています。動物性油脂を使っていないので、胃もたれしないと好評なんです。
また、上にのっているのは、旬のとれたて野菜。そのため、季節によってのっているものが違うんです。今回は、カボチャやカラフルにんじんなどをオリーブオイルでグリルしたものがトッピングされていました。野菜そのものを味わってもらいたいからと余計な味付けはしていません。これも自然の美味しさを楽しむための工夫ですね。
また、ご飯は五穀米。これでヘルシーさがさらにアップ。毎日食べたくなるヘルシーカレーです。

メニューは「薬膳カレー」の他に、季節のカレーと「合いがけカレー」があり、取材日は夏の終わりだったので、季節のカレーは「トマトカレー」でした。秋になると「キノコカレー」など、これも季節に合わせて変わっていきます。次の季節にはどんなカレーが食べられるか、そんな楽しみがあるのもこのGoodDayキッチンカーの魅力のひとつです。

どちらのカレーにも必ずサラダなどの副菜が付いてくるのも魅力的。今回は「ピクルス」と「カボチャサラダ」でしたが、このピクルス、何を漬けたものかわかりますか？

これ、赤くなる前のイタリアントマトなんですって。皮も柔らかくて食べやすくてビックリ。こういう、通常手に入らないような材料で作られている料理が楽しめるのはGoodDayキッチンカーならではです。

「カボチャサラダ」は自家製のドレッシングで和えてあります。砂糖を使わず、すりおろしリンゴを使って自然な甘みを楽しむことができました。
手間暇かけた副菜も、その日によって違いますので、どんな副菜がついてくるのか、楽しみですね。

GoodDayキッチンカーは、毎週日曜日に福島駅東口広場に出店中。季節の美味しさをそのまま楽しめる優しいカレー、ぜひ味わってみてください。
また、県内外のイベントにも出店しています。出店先を募集しているそうですから、ぜひお問い合わせを。福島市から離れていても、美味しい薬膳カレーが食べられますよ。