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湿った布団の湿気を取る #専門家のまとめ

藤原千秋ライター、住生活ジャーナリスト
(提供:イメージマート)

気温と湿度が連動して高まってくる季節。空気中に含まれる水分量は冬の比ではなく、そのせいで身の回りのものがどれもこれも「しっとり」を超えて「じっとり」してきます。毎晩寝る布団もしかり。どうしたらここを「からり」とさせられるのでしょうか。

ココがポイント

▼布団やベッドパッドの下に「調湿」「除湿」シートを仕込んで湿気を移動させましょう。

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▼シーツや布団カバー、まくらカバーなど洗えるものは洗う。できれば布団本体も。そうして「湿り気」と嫌な「ベタつき」を排除しましょう。

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▼「部屋干し」できるのは洗濯物だけじゃない。布団も家の中で干してしまいましょう。

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エキスパートの補足・見解

これからの時期、一度身につけた衣類を二度着ようとしても、湿っていたり臭ったり、ベタついたり。気分がいいとはいえず、即、洗濯してしまいたくなるでしょう。

ですから、肌の直接触れる布団周りのものも同じように、やっぱり洗濯してしまうのが嫌な「べったり」を「からり」とさせる早道です。

とはいえ寝具は大物が多いのでそう簡単ではありません。とりあえず「乾燥」させるのは、「洗う(+乾かす)」の代替、ある意味、時間稼ぎではあるのです。

それでも乾燥させないよりずっとまし。湿らせたままの布団は嫌なにおい(細菌繁殖)を発するほか、ダニやカビを育ててしまうからで、今どきの住居環境では、それは存外あっという間に殖えてしまうからです。

「黒いてんてん」の汚れがそこここにみられる布団は「カビ」ています。洗濯、乾燥(業者に外注)して対処する方法もありますが、個人的には買い替えてしまうことをお勧めします。

ライター、住生活ジャーナリスト

「家のなか」の事をテーマにウェブ、雑誌、新聞等で執筆。大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりAllAboutガイド。主な著・監修書に『人生が整う 家事の習慣』(西東社)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー!!』(オレンジページ)、『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)等。2020年1月より東京中日新聞にてコラム『住箱のスミ』連載中。

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