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【八千代市】八千代市東消防署員、第49回千葉県消防救助大会ロープブリッジ部門で第1位! 全国大会へ

うえこみ地域ニュースサイト号外NETライター(八千代市・習志野市)

2024年5月、千葉県市原市の千葉県消防学校で「第49回消防救助技術千葉県大会」が開催されました。県内から選ばれたレスキュー隊員が7種目の救助技術を競うこの大会で、「ロープブリッジ渡過」種目で見事に千葉県第一位を勝ち取ったのが、八千代市東消防署の和田竜也士長。全国大会へ出場するという話を聞き、八千代市米本にある東消防署を訪問してきました!

米本の静かな環境に建つ八千代市東消防署。2019年10月に竣工し、すでに5年は経過したものの、真新しさを感じられます。実はこの建物の前は、なんと44年間もの間使われていたんだとか。

「ロープブリッジ渡過」競技で全国大会へ出場する和田士長です。和田士長は消防隊で5年、救助隊で5年のキャリアを持つ中堅どころ。毎年新しい後輩が入ってくる中で、これが最後のチャンスと思い挑んだ選考会だったとの事。

筆者はあいにく千葉県大会はお伺いできませんでしたが、東消防署の訪問日に和田士長がロープブリッジ渡過競技の訓練を見学させていただけるとの事で、実技を行う訓練棟へ。

訓練棟の壁には高さ約20メートルから吊り下げられたロープを速く登る訓練の足跡が残ります。1秒でも早く登らねば、人命救助につなげられません。

訓練棟1階の煙中体験室(検索訓練室)内部は迷路のように仕切られており、火災時における煙の怖さを体感したり、避難方法などを訓練する場所。

訓練棟の上へ登り、水平に張られた渡過ロープの前で装備を点検。和田士長は、実技に向けコンディションを整えます。

いよいよ実技開始。ロープブリッジ渡過競技は20メートルのロープを往復する種目。

往路ではロープの上を前進し、対面の建物に到着すると仰向けで復路スタート。

タイムを削るために全力を尽くし、和田士長は17.9秒で1位に輝きました!

後輩たちは和田士長を「訓練の際、知識が豊富」「質問にも突き詰めた答えを出してくれる」「優しい先輩」と慕っています。先輩も「非番の日も孤独に厳しい訓練を続け、結果を出した」と高く評価。

また、この日は火災現場で使用する消火ホースの操作技術を習得・向上させるための訓練「ホーストレーニング」も見せていただける事に。

実際の火災現場では、命を救うためのプレッシャーがかかります。この精神的なプレッシャーに耐えながら冷静にホースを操作することは非常に難しく、ホーストレーニングは欠かせないもの。

個人競技で良い成績を収めるには、周囲の協力が不可欠です。和田士長を支えた八千代市東消防署の皆さんは一丸となって応援。署長は「一生懸命練習していたので結果につながってほっとしている。全国大会でも頑張ってほしい」とエールを送ります。

和田士長が出場する「第52回全国消防救助技術大会」は2024年8月に、なんと27年ぶりに千葉県にて開催。全国から選ばれた隊員が集い、救助技術を競い合う大会です。和田士長が安全に、そして良い成績を残せるよう、応援しましょう!

◆第52回全国消防救助技術大会◆

開催日時:令和6年8月23日(金曜日)9時00分~15時30分(予定)

開催場所:

陸上会場:千葉県消防学校(千葉県市原市菊間783-1)※ロープブリッジ渡過は陸上会場にて開催

水上会場:千葉県国際総合水泳場(千葉県習志野市茜浜2-3-3)

地域ニュースサイト号外NETライター(八千代市・習志野市)

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