自分だけのオリジナル万年筆が作れる「アンコーラMy万年筆」が、控えめにいっても最高だった話
そういえば先日、誕生日を迎えまして、妻と娘がそれをお祝いしてくれました。銀座をふらふら歩いていると、なにやらオシャレな文房具店を見つけました。
中を覗いてみると万年筆が大量に並んでいるのですが、なにやらバラバラになったパーツも取り扱いがある。
これはなんだと店に入ってみたら、なんとパーツを組み合わせて、自分だけのオリジナル万年筆を作れるのとのこと。
妻と娘、それぞれが僕に似合いそうなパーツを選び、この世に一本の、自分だけの万年筆を作ってもらったのでした。
自分だけの万年筆が作れる「アンコーラMy万年筆」
訪れたのは銀座にある「アンコーラ銀座本店」。夢中になりすぎて写真をほとんど撮らずに帰ってきてしまったのが心残り。
でも、この感動体験をなんとかお伝えしたいと思うので、ぜひ以下のYouTube動画を見てみてください。素晴らしい店内の様子や、My万年筆を作る過程がわかるかと思います。
My万年筆の作り方
「My 万年筆」の作り方は非常にシンプル。万年筆を構成する以下のパーツが店内にズラッと並んでいるので、それらひとつひとつを手に取るだけ。
- 金属パーツ4点(ゴールドとシルバーの2色)
- 胴、蓋、大先、蓋栓、尾栓(常時10色 + 季節限定色)
透明のトレイの上にパーツを乗せていき、配色のバランスを見ながら「あーでもない、こーでもない」と悩む。これほど贅沢な時間はありません。
特に、妻と娘が真剣に選んでくれたのがうれしかったですね。「お父さんはこの色が似合う。でも、バランスを見るなら、こっちのほうが良さそう」と母娘で会話している姿が微笑ましかったです。
パーツを選んだら、あとはそれを店員さんにお渡しするだけ。ものの10分程度で組み上げて、仕上げてくれます。
仕上がった万年筆をその場で試し書きさせてもらい、問題なければそのまま持ち帰ることができます。わくわくルンルン気分のまま家に帰れるのがうれしかったですね。
■My万年筆のベース
ちなみに、万年筆のベースは「セーラー万年筆」の「プロフィットJr.」。ペン先は「ステンレス製:MF(中細字)」で固定です。
「プロフィットJr.」はセーラー万年筆の中でもリーズナブルなラインナップですが、品質は文句のつけどころがないほど優秀。
書き味もさることながら、キャップの密閉度には驚かされました。過去に同種の万年筆を半年ほど放置していたことがあるのですが、インクは乾かず、すぐに使い始めることができたんです。
このあたりは「さすが、セーラー万年筆!」といったところ。日本の筆記具業界をリードしてきた老舗ブランドとあって、安い舶来品に比べても2〜3ランク上の品質になっているように感じます。
思い出とともに出来上がったMy 万年筆
そんなこともあり、最高の誕生日となりました。いまでは、私の手帳のよき相棒として、常に傍にいてくれています。
道具は、ただ手に入れるだけではなく、そこに至るまでの過程、つまり思い出や想い入れも大事だと思っています。
「アンコーラ:My 万年筆」は、そこまでの過程も一緒に組み上げてくれる最高のサービスでした。
人へのプレゼント、自分へのご褒美など、想いも一緒に持ち歩きたい人にピッタリの万年筆です。