根掛かりばっかりで嫌になる!実はそんな釣り場こそ魚がよく釣れる理由とは?
・根掛かりばっかりでやる気がなくなった…
・釣り場から根掛かりする障害物を無くしてほしい!
釣りをしたことがある人の中には、このように思ったことがある人もいるはず。
事実、根掛かりは釣りにとって大敵ですし、一見するとものすごくネガティブなことです。
・仕掛けやルアーはなくなるし…
・また糸を結びなおす必要があるし…
・その釣り場の環境にとっても最悪…
などなど…
ただ、裏を返せば根掛かりが多い釣り場は、根掛かりが少ない場所よりも魚が釣れる可能性が高いんです。
今回はその理由をお話していきます。
根掛かりばっかりで嫌になる!実はそんな釣り場こそ魚がよく釣れる理由とは?
①魚は障害物や地形の変化に着く
魚は基本的に何かしらの障害物や地形の変化に身を寄せて普段の生活をしています。
例えば、堤防のキワ・ゴロゴロした石が沈むエリアや岩・消波ブロックなどの影・急なカケアガリ・海藻で覆われた海底など。
魚によって好む障害物や地形は様々ですが、1つ言えることは、何かしらの水中の変化は魚が寄る理由の1つになるということです。
・カサゴやソイなどの根魚は、岩や消波ブロックなど硬い障害物の影に潜み、じっとエサが通るのを待ち構えている。
・クロダイは堤防のキワや石がゴロゴロしたエリアでエサを探す。
・シーバスは急なカケアガリなど地形の変化に着いてエサが通るのを待っている。
・アオリイカは海藻が多い場所が大好きで地方によっては藻イカと呼ばれるくらい。
などなど
このように、魚は何かしらの水中の変化が大好き。
根掛かりが多い=釣りがしにくいダメな場所
でなく、
根掛かりが多い=何かしら魚が着く変化がある
というイメージを持って釣りをすると、釣果アップにもつながります。
②障害物や地形の変化には魚のエサも着く
障害物や地形の変化は魚が着くというお話をしましたが、着くのは魚だけではありません。
石がゴロゴロしている場所であれば石の間にはカニなどの生物がいますし、藻が多いエリアであれば小さなエビなどの生物も多くいます。
このように、水中に何らかの変化があれば魚のエサとなる小生物も多くなり、その生物たちを食べに大きな魚も寄ってきやすくなります。
水中の変化周辺では、1つの食物連鎖が出来ており、その食物連鎖の中に仕掛けやルアーを入れることで魚が釣りやすいというイメージです。
実際に私たちが釣りをして魚がよく釣れた実績ポイントは、
・地形の変化が複雑
・川の中心だけ以上に深い
・砂地に藻が点々と生えている
・消波ブロックが多い
・ゴロタエリア
・手前から急深な砂浜
などなど、何かしら水中の変化がある場所がほとんどです。
※砂地を好む魚は例外の場合もあり
キスなど砂地を好む魚を釣る場合は例外のパターンもあります。
根掛かりが多い場所で気を付けるべきこと
根掛かりが多いポイントで魚が釣れやすい理由はお話ししましたが、それでもやはり根掛かり対策をしないと釣りにならない場合も多々あります。
そんなとき、実際に私たちが実践している根掛かり対策はこの3つです。
①オモリやルアーの重量を軽く
地形の変化が複雑だったり、障害物が多い場所なのにオモリやルアーの重量が重いと、必要以上に底を擦ってしまったりする場合があり、余計に根掛かりが多くなります。
そのため、想定より少し軽めのオモリやルアーを使うことで、できるだけ底の変化や障害物に接触しにくいように攻めると根掛かりを回避することができます。
②底から少し上を攻める
オモリや仕掛けを底に付けないというのも一つの手段です。
障害物や地形の変化の少し上を巻いてくるイメージで釣りをすると、根掛かりを回避しつつ、攻めるべきポイントは攻めれるというメリットがあります。
③針をできるだけむき出しにしない
根掛かりは、釣り針が何かに引っかかるというのが主な原因です。
そのため、引っかかる釣り針をむき出しにしないことで根掛かりを回避することもできます。
ワームやエサを使っている場合は、針先をワームやエサで隠したり、ルアーを使っている場合はフックをダブルフックやシングルフックに変えることで少しでも根掛かり回避率があがります。
④根掛かりがひどい場所を把握してその場所にはダイレクトに投げない
どんなに根掛かり対策を頑張っても、”ここだけは絶対に根掛かりする…”といったポイントもあります。
そのような場所は、ダイレクトに攻めるのを止めて、その周辺を探るようにしましょう。
根掛かりばっかりで嫌になる!実はそんな釣り場こそ魚がよく釣れる理由とは?|まとめ
今回は根掛かりが多い場所こそ実は魚がよく釣れるというお話をしました。
根掛かりに気を付けながら攻めることで、何も障害物がない場所よりも釣果は確実にあがると思います。
ぜひチャレンジしてみてください。