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唐揚げブーム終了?いやいや「そんなの関係ない」大阪市の路地裏で見つけたマジで美味い唐揚げ専門店

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪市城東区の蒲生四丁目から食レポです。実は…とっても美味しい”唐揚げ専門店”に出会ってしまったのだ。

唐揚げ専門店と言えば、コロナ禍のテイクアウトで需要の高まりで急拡大したが、最近は閉店ラッシュが続いている。そんな話をよく耳にする…。

その一方で、「全く影響ないですよ」という店もある。その秘訣は一体何だろうか?地元の人気店を取材した。

今回訪問した店は「からあげ組 蒲生四丁目店」という小さな唐揚げ専門店だ。大阪メトロ「蒲生四丁目駅」の南側にある古びた商店街の端っこにある。人通りは確かにあるが、地元の人しか通らない路地裏と言っても良い立地となる。

メニューの種類は幾つかあれど、奇を狙った創作メニューなどはない。完全に”唐揚げ一本”の味で勝負しているといった印象だ。

さっそく、一番人気の「もも」を食べてみた。

食べる前から想像できるサクサク感、良い具合のキツネ色にも食欲がそそる。カウンターに置いてあった串で刺してアツアツの揚げたてを口の中に入れると、想像以上に柔らかい。

「柔らかくて、とっても食べやすいですね」と言えば、店主は「出来たてはもちろん、冷めても変わらず柔らかいよ」と自信満々に話す。

それにしても、巷で食べる唐揚げと少し違う…

何となく洋風な印象もあって、ジワ~っと来る。妙に美味いぞ!

店主の高倉さんに話を聞くと、前職は大阪の北新地で25年ほどバーテンダーをやっていたという。その時に店で出した”唐揚げ”が評判で、有名な先生からも「ここが一番美味しい」と言われ、味の研究にハマったそうだ。

美味しさの秘訣は、イタリアンのテイストが入っている点だという。それ以上の詳細はマル秘でここでは紹介出来ない。確かに風味は際立っている。

ただ、唐揚げ専門店として独立開業した時、大きな壁にぶつかったそうだ。それはバーの常連さんから「メチャクチャな味やで」と指摘されたというのだ。

要するに、今までのバーでは揚げたてを食べてもらっていたが、同店はテイクアウトが中心、家に持って帰って食べる時は冷めている。冷めてしまうと本来の美味しさが全く伝わらなかったという…。

「冷めても美味しくはどうしたら?」と研究に研究を重ね、オリジナルの製法で問題点を乗り越えた。その時に使った具材などの話もしてくれたが、このYahooという公の場で私からそれを書く事は控えたい。

それにしても「冷めても変わらず柔らかいってホント?」って思ったので、店主に「正直な感想を記事に書くよ」と言えば「どうぞどうぞ」とサラッと返された。すごい自信じゃないか。

…で、実際にどうか?

確かに柔らかい。間違いない。

もちろん、揚げたてには負けるが、これなら全く問題はない。しっかりと柔らかい。なるほど!これも同店の人気の秘訣か。確かにリピートしたくなる。

最後に、特筆すべきは手羽先だ。

同店の手羽先は黒と白の2種類ある。

黒は甘辛い醤油ダレに黒胡椒が効いたスパイシーなピリ辛味で、唐揚げの桃を食べた時に感じたイタリアンなテイストが際立っている。同店を利用するなら、絶対に食べておきたい一品といえるだろう。

そして白はスパイシーなのが苦手な人におすすめ。岩塩で味付けされており、とっても食べやすい。これは子供さんにおすすめだ。

今回の取材を通して感じたのは、店主の高倉さんが自信満々で「美味しいでしょ」と料理を楽しんでること。それに研究熱心で「こうやったら、もっと美味しく」「もっと食べやすく」と常に考えている点が印象的だった。

一般的には、唐揚げという1アイテムを中心に勝負するリスクを考え、色んな揚げもをの提供している店も多いが、同店は「唐揚げで勝負」している。そして味は常にアップグレードされている。なるほど!これはブームなんて関係ないか。

近所にあったら絶対に常連になる店だな。そう感じた取材だった。

からあげ組 蒲生四丁目店
住所:大阪市城東区今福西1丁目9−22
電話番号:06-6930-6525
営業時間:11:00~20:00
公式instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)

取材協力:からあげ組 蒲生四丁目店
今回は取材のため料理を提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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