日本でここだけ!鳩肉専門店「鳩肉屋」でオリエンタルな美味を堪能しよう!
食べること大好き!ご当地グルメをもとめて日本全国47都道府県旅しました。旅先で食べたおいしいもの、旅行に行った気分になれる食べ物やお店を紹介していきます。
自社鳩農園直送オーガニック鳩肉専門店
高級フレンチではジビエとして提供されることが多く、冬の味覚として楽しみにしているという声が聞かれる鳩肉。フランス以外にも、中近東、中国でも、よく食べられている食材です。でも、日本人にはあまりなじみがないですよね。
おいしいだけじゃなく、ビタミンB類やタンパク質を多く含み、動物界の高麗人参と言われるほど栄養価の高い鳩肉。しかも低カロリー。その鳩肉を他のお店と比べリーズナブルにいただけるのが「鳩肉屋」。日本で唯一の鳩肉専門店です。
今までは輸入された冷凍鳩肉しか、日本では食べることができませんでした。中国で食べた鳩肉のおいしさに感動したオーナーが、もっと日本人に鳩肉のおいしさを知って欲しいと、千葉県の九十九里に自社鳩農園を作り食用鳩を飼育。安全な国産鳩肉をリーズナブルな値段でいただくことができるようになったんです。
ビルの地下1階にあるお店は、トルコ製のシャンデリアに、オリエンタルな音楽が流れ、異国情緒があふれています。まるで中近東にプチトリップしたかのよう。
お店は前日までの完全予約制です。(メニューによっては2日前)
鳩肉満喫用と鳩肉初心者用の2コース
コースは基本2コース。オリエンタルな前菜10種と鳩肉を丸々全部食べちゃうフルコースと、試しに食べてみたいという前菜3種と鳩肉の素焼き一羽の初心者向けコース。
今回は税込8,800円のフルコースをいただきました。
まずはメジェと呼ばれる10種類の前菜が出てきます。
ビーツとヨーグルトのディップ、炭火焼き茄子のディップ、オリエンタルサラダ。
ビーツとヨーグルトのディップは手前のパパド(緑豆の粉から作られた煎餅のような食べ物)につけていただきます。
蛍烏賊マスタード風味、袋茸カラスミソース、ムール貝のチウラ詰め。
和・洋・オリエンタル、いろんなジャンルの調理法と食材の組み合わせで、今まで食べたことのないおいしさ。
エジプトの代表的な料理ターメイヤ(そら豆のコロッケ)。
チョルバス(レンズ豆のスープ)
おいしい、おいしいと、赤ワインを飲みながらパクパク食べていると…
来ました!鳩!
鳩の脳みそと干し鳩肉。脳みそにはバルサミコソースがかかっています。焼鳥の白レバーのような食感の脳みそ。干し鳩肉はお酒がすすむ味です。
この後はメインの鳩肉です。この日は2人で出かけたので、それぞれ1羽ずつ別々の味付けにしてもらいました。
こちらは鳩肉そのものの味を楽しむ「クラシック」。下に敷いてあるのは、黒オリーブとトルコ産山羊のチーズをトッピングしたマッシュポテトです
血抜きをしないエフェトという処理法のため、お肉が赤い状態です。味はヨーロッパのブラッドソーセージをマイルドにした感じというと伝わるでしょうか。
お肉は弾力があって、食べ応えがあります。味付けはシンプルにレモンと塩のみです。むね肉の部分ともも肉の部分では、また味も食感も違います。
もう一羽は「チャイニーズ」で。北京ダックのように水飴をかけて焼き、皮がパリパリになっています。
お店の人に頼んでカットしてもらいました。
途中、添えられた梅のソースつけると、また違う味が楽しめます。
次はホルモン。鳩の内臓は鳩肉好きの人でも、食べたことのある人は少ないのでは?ここまで食べてもらったら鳩も本望でしょう。
長葱は鶏と相性が良いのでしょうか。鴨葱ならぬ鳩葱も相性ばっちりです。
〆のご飯は「鳩肉蕎麦粥」。鳩ガラでとったスープに、お米ではなく蕎麦の実が入ったお粥です。今まであまり鳩独特のクセに気づかなかった人も、このスープを一口飲むと、「あ、これが鳩の味なのね!」とわかるスープです。
デザートはバクラヴァ(トルコパイ)とトルコアイス。
温かなお茶が体に染みわたります。
気になる方は、まずは前菜3種と鳩の素焼き1羽の「お試しショートコース」6,600円(税込)から試してみてはいかがでしょうか。今まで知らなかった新しい味と出会えますよ。
鳩肉屋
住所:東京都港区赤坂4-3-11 高嶋11ビル B1F
TEL:050-5456-9277
営業時間:18:00〜23:30 完全予約制
定休日:日曜・祝日・第1、第3月曜
アクセス:東京メトロ千代田線 赤坂駅 徒歩5分
公式ホームページ:鳩肉屋
完全予約制