【南アルプス市】どらやき色々。まさかどらやき選ぶのに迷うとは思いませんでした
昭和の初期、西郡(現在の南アルプス市)には50軒近くの和菓子屋があったとのこと。現在の県道42号(旧国道52号)は、昔静岡と長野を繋ぐ「駿信往還」と呼ばれ、街道沿いには往来する人々の休憩で利用されたり、寺社の祭事でも和菓子が使用されることが多かったようです。
今回お邪魔した南アルプス市百々の菓子処「松の屋」さんは、創業が1907年(明治40年)の老舗です。かつて、人の行き来で賑わった街道沿いで、今も変わらず営業されています。
店舗は、県道42号と県道20号が交差する六科の交差点直ぐ近く。店舗脇に2、3台駐車できますが、交通量が多い通りなので出入りには注意が必要です。
お邪魔した時はまだ商品が揃う前でしたが、それでも地元や周辺地域の果物を使用したオリジナルのどらやきが何種類も並んでいて選ぶのに迷いました。
色んなどらやきに気を取られて、シンプルな小倉どらやきを買い忘れたのは失態でした。
なんでも、漫画にも取り上げられたそうで、聖地巡礼?と称してファンの方々も訪れるようになったとのこと。誰のかは分かりませんが、サイン色紙の多さにも驚きました。
また、コロナ禍にあって和菓子の自動販売機を導入やオンラインショップなと、対面販売ではない販売方法を試みるなど、情勢に合わせた経営努力にも感心しました。自動販売機なんて筆者的に割と嬉しいかも。
今回の戦利品。南アルプス市と富士川町の特産品を使用したどらやきと、洋菓子風なコーヒーどらやき。新しいことに挑戦する姿勢も、長年営業を続けていくには大切なことだと思います。
最近はコンビニでも和菓子が買えますが、職人さんが作った和菓子が一個単位で選べるって何だか嬉しくありませんか?地元で愛され続けて早116年。老舗の和菓子屋さんのどらやき、お店が閉まっていても自動販売機で買えます。是非一度ご賞味あれ。