【札幌市中央区】函館の西洋風文化を牽引してきた老舗珈琲店が「狸KOMICHI」にオープン!
8月30日にグランドオープンした狸小路2丁目の「狸COMICHI(たぬきこみち)」。建物の中には20件の飲食店が軒を連ねています。2階には函館で人気の老舗珈琲店「十字屋珈琲店」が入店。札幌に居ながら函館の香り高い味を堪能しませんか?
函館の西洋風食文化を牽引してきた老舗店!
「十字屋珈琲店 狸COMICHI店」は、1932(昭和7)年創業、函館の老舗小売店「十字屋食品店」の一番新しいお店です。
「十字屋食料品店」は、1932年当初から、函館を代表する「カール・レイモン」のハムやソーセージをはじめ、「トラピスト修道院」のバターやチーズなど、市民にはまだなじみが薄いが質の高い食品を見いだし、販売していました。今でいう、「セレクトショップ」のような感じでしょうかね。
コーヒー豆の販売を始めたのもこの頃らしいですが、遅くとも1934年にはコーヒー豆の自家焙煎を開始。同じ頃、函館ではブラジル政府直営の「ブラジル珈琲宣伝所」(東京・銀座)によるコーヒーの淹れ方実演販売会が開催されていますが、「十字屋食料品店」はブラジル産豆の取扱店として実演販売会の企画・運営に携わり、函館でのコーヒーの普及に尽力を注いでいたようです。
函館朝市にコーヒースタンドを開業
2016年6月、函館朝市の「えきに市場」内に「十字屋珈琲函館朝市店」を開業。国内外から訪れる観光客とコーヒーを通して交流しています。
そこでは、5代目店主の菅原雅仁氏が円錐形ドリッパーで一杯ずつ丁寧に入れてくれます。
十字屋珈琲店 狸COMICHI店がオープン!
函館で人気の「十字屋珈琲店」が初上陸!
「十字屋ブレンドコーヒー」は、深煎りのフレンチローストをベースに、中煎りと浅煎りの3種類の豆をバランスよく組み合わせています。コクがあり、焙煎によるカラメルのフレーバーがお湯を注ぐたびに華やかに広がります。
こちらのアイスコーヒーは水出しで落とされており、すっきりとした味わいが楽しめます。
狸KOMICHIのほとんどの店はアルコールを扱っているせいか、ここでも! ただ、函館ワインや道南のお酒、おつまみも函館のものがあるところがお店のこだわりです。
後日伺った時はちょっと席も埋まっていたので、テイクアウトにしてみました!
<十字屋珈琲店 狸KOMICHI店>
*住所:札幌市中央区南2条西2丁目5
*営業時間:11:00~23:00(LO22:30)