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【紀美野町】メルヘンな生産者直売所は異世界への入り口

スピカJターンライター(伊都郡など)

高野西街道沿いに、いつの間にか現れた土壁の可愛い建物。休憩所かな?と気にしながら通り過ぎていた謎の建物に行ってきました。土壁と木と草で手作り感漂う外観はある意味、異世界のような雰囲気があります。

車は10台程停められるスペースと自動販売機もあるので、一休みにもいい場所です。

建物の中に移動しました。丸い小さな空間の壁沿いに、ゆず、じゃばら、すだち、みかん、柿などの果物と加工品が並べられています。代金は郵便ポストに入れる方式です。ちょっとした紀美野町の観光案内もあります。

無人販売所ですが、夜は真っ暗になるので朝9時〜夕方5時くらいに訪れるのが良さそうです。

この直売所の近くに「花いちばん」という花の園があり、その案内のポスターが置かれていました。新作のようです。今回はポスターを持ち帰り、春の花まつりに来ようと思います。「花いちばん」の公式サイトを確認しておこう!

こちらの直売所も「花いちばん」記田さんが管理されています。並んでいる農産物もほとんど記田さんが作られたものです。

「何か面白いものを作りたい!」という記田さんの発案で、紀美野町在住の照明・セルフビルドデザイナー 山口 暁さんに建築をお願いし、今年春に「花美山ゲート」としてお披露目されました。

記田さんらは、この建物を記田さんのお父さんの名前「さとしー」と呼んで親しんでいるそうです。

建築された山口 暁さんはセルフビルドミュージアム「デュニヤマヒル」を運営しています。こちらもぜひ取材させてもらいたいです。

道路側からは分かりませんでしたが、建物にはもう一つ出入り口がありました。「花美山出入口」

山へ続く玄関口にもなっていたのです。入るしかありません。

ここも入園料200円(今の時期)を郵便ポストに入れる方式です。

坂道を登って、道路側の景色です。紅葉も終わった後なので、山、山、「THE山」。里山のゆったりした景色が眺められます。

園内も紅葉後の枝になった樹木に囲まれています。

園内を歩いていくとピンク色の扉に出会います。ここは遊び心が必要でしょう。異世界の扉を潜るような気持ちで入っていきました。好奇心がくすぐられるように置かれている扉です。

ドラえもんのどこでもドアをイメージして、自分の行きたい場所に行ってみる。という遊びもできます。

さて、異世界をワクワクしながら順路を進むと、すぐに行き止まりになり、「行き止まりかい!」と突っ込みながら引き返しました。

引き返して、広場に出ると眺望が開けます。ここでのんびりと、おむすびを食べたり休憩したりするのもいいです。小さい山のように見えましたが、小道が色々あるのでちょっとした散策もできます。それでも数十分もあれば堪能できます。

紅葉後だったのが残念ですが、また春の色づいた山の景色を見にきます。

【スポット情報】
名称:花美山ゲート 生産者直売所
住所:和歌山県紀美野町大角
アクセス: 海南ICより高野山方面に約25分
公式サイト: こちら
管理者 花いちばん(記田農園)

Jターンライター(伊都郡など)

和歌山県の橋本市、海南市、有田郡、伊都郡、海草郡を担当します。 白浜町出身→大阪→東京→かつらぎ町へとJターン。地域の暮らしの面白さを発信していきます。食べること、きれいなものを見ること、移動することが大好きです。

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