【泥酔大事件】泥酔して落とし物をした男が、ビルに探しに行ったら大ピンチに!その理由とは?
前回までのあらすじ
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紛失した家の鍵と携帯電話を探しに、目覚めたビルの裏まで戻った男。だがそこでは見つからず、公衆電話から自分のケータイに電話をかけてみようと思い立った。ところが酔いが抜け切っていないせいか、自分の番号が思い出せず…
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最初から読みたいぞ!という方はコチラの第一話からどうぞ!
この続きが読みたいぞ!という方はコチラの第五話へどうぞ!
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こんにちは、ニシムラマコジです。前回自分のケータイ番号をド忘れして、追い詰められた僕。ところが追い詰められたことで頭が実力以上の働きをしてくれたのか、すぐさま次の手が思い浮かびました。
「そうだ!実家に電話して俺の番号を聞けばいいんだ!」
時間は朝の6時くらいで、おそらくまだ寝ている時間だと思われましたが、背に腹は代えられません。すぐさま僕は実家に電話し、母親に番号を聞く作戦を実行することにしました。すると…
「バカ!!」
早朝の電話に驚く母親に、事情を説明すると、彼女はいきなりこう言い放ちました。酔って自分の番号を思い出せないという、マヌケな話で叩き起こされたのだから当然かもしれません。とはいえ、実家の番号は忘れなかったのです。そこはもう少し評価してもいいはず。僕が褒められて伸びるタイプだということに、いまだ気づかぬ母親に、軽い苛立ちを感じました。でも、今はそんなことはどうでもいい。とにかく番号をゲットしたのです。ギャーギャーわめく母親の電話を即切りし、すぐさま僕のケータイに電話してみました。すると!
誰も出ない…。
これじゃあただの怒られ損です。この後無事に実家に帰れたとしても、母親に説教されるのは間違いありませんから、僕の憂鬱度はさらなる高みに上りました。
ああ、どうしよう…。もはや万策尽きた。最悪ケータイはなくてもどうにかなりますが、鍵が見つからないと家に入れません。実家に帰省するための荷物やバスのチケットは家に置いてあるため、このままでは実家にも戻れない。大阪8時発のバスに間に合わせるためには、最悪でも1時間以内には家に戻る必要があるのに、今のままではそれは叶いそうにありません。僕はこの後どうすべきか分からぬまま、ビルの周りを、グルグルグルグル延々と回り続けました。奇跡的にどこかで見つかるかもしれない。そう信じて30分以上歩き続けましたが、やはり何も見つかりませんでした。とその時!
「ちょっとアンタ!」
突然ビルの中から50代くらいのマダムが飛び出してきて、僕を呼び止めました。その瞬間、僕は気付いたのです。僕が寝ていたビルは、どこかの会社のビルで、僕は今その周囲をずーっとウロウロしていました。ビルの関係者からすれば、僕は自社の敷地内に不法侵入してきた不審者そのもの。つまり、いつ通報されてもおかしくない状況だったのです!僕は膝をガクガクと震わせながら、マダムと向き合うことになりました。
果たして僕はこの後通報されてしまうのでしょうか!?気になる続きですが…まだまだ長くなりそうですので、続きはこちらの第五話からどうぞ!
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■現在や過去に起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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