こんにちは。足立区情報発信ライターのNaokoです。最近お祭りの開催情報を耳にする機会が増えてきたように思います。私の娘は今年で5歳になりますが、1歳のときに近所の盆踊りに参加して以来、コロナ禍で地域のお祭りとはほとんど縁が無い生活を送ってきました。今年こそはお祭りのにぎやかな雰囲気を子どもと一緒に楽しみたいと考えていたところ「梅島キッズ夏祭り」が4年ぶりに開催されると知り、詳しくお話を伺ってきました。

4年ぶりに開催される「梅島キッズ夏祭り」とは

梅島のベルモント公園北側で開催される、子供が楽しめるお祭りです。後ほど詳しく述べますが、地域の大人と子どもの接点をつくることを目的としていて、その参加方法には工夫があります。

どんなお祭りなの？

子供たちが「くじ」や「ゲーム」などをして楽しめるイベントです。くじでは、必ず「水鉄砲」か「しゃぼん玉」のどちらかが当たります。過去に参加した子供たちからは「びしゃびしゃになるお祭り」として覚えられているのだとか。当たった景品を使って公園で楽しく遊べるお祭りです。

また、学童保育を運営するNPO法人CFAの協力で、学童に通う子供たちが考えた「CFAくじ引き」や「魚つりゲーム」も楽しめます。当日の運営も子供たちが行うそうなので、どのような内容なのか楽しみにしたいと思います。

参加には参加券（メダル）の事前購入が必要

お祭りに参加するためには参加券（メダル）が必要、1枚100円（税込）で購入可能です。
このメダル1枚で「くじ」「魚つりゲーム」「CFAくじ引き」「かき氷」「ラムネ・ジュース」の5つが楽しめます。100円でこれだけ楽しめるなんてお得ですね。メダルの販売期間は7/3(月)〜7/13(木)、地域の店舗で事前に購入する必要があります。

子どもたちに地域のお店に足を運んでもらい、地域の大人と子どもの接点をつくりたい、という想いから地元のお店でメダルを販売しています。

参加券（メダル）を購入できる場所は全部で4箇所

1.お茶屋さん「山水園」
梅島３丁目にあるお茶屋さん「山水園」。梅島駅から北側にまっすぐ歩いて徒歩5分の場所にあります。

2.パン屋さん「サンベルゴ」

梅田8丁目にあるパン屋さん「サンベルゴ」。梅島駅から南側に歩いて一番最初の交差点を右手に行くとあります。こちらのお店には足立区で製造しているお菓子を集めた「あだち菓子本舗」コーナーがありますので、行かれた際にはチェックしてみてください。

3.駄菓子屋さん「駄菓子屋irodori」
西新井にある大学生が運営する駄菓子屋さん。お店の奥はフリースペースになっていてボードゲームをしたり大学生ボランティアの方とお話ししたり、大人から子供まで、地域の方の交流の場となっています。

4.ベルモント公園記念館・公園事務所
梅島キッズ夏祭り会場（ベルモント公園北側）のすぐそばにある公園事務所でもメダルを販売しています。ベルモント公園は、足立区と西オーストラリア州ベルモント市との友好親善のシンボルとして作られた洋風の公園。ベルモント公園記念館の開館日は土日祝日ですが、平日でも公園にいる職員の方から参加券を購入可能とのことです。当日の会場の下見がてら、足を運んでみてはいかがでしょうか。

継続困難になった地元のお祭りが復活し、2015年「梅島キッズ夏祭り」開始

「私自身が子育に困難を感じ悩んだ時、助けてくれたのは『地域の繋がり』でした。」と主催の梅島キッズサポート代表・磯部さん。磯部さんは2児の母で、子育てに悩んでいた時、夏祭りなどの地域の取り組みを通じた人との出会いに救われました。

若い子育て世帯の共働きが増加し、自治会や子ども会の負担が大きくなった結果、子ども会は解散し、梅島第一小学校のお楽しみ会が終了。これからの子育て家庭が心の拠り所を失うのではないかという心配がありました。新たな形でみんなで子育てを支え合い、その楽しさを共有する方法はないかと考えて、2015年に始まったのが「梅島キッズ夏祭り」です。2019年には700人ほどの参加者が集まり賑わっていたそうです。

地域の大人と子どもが集まる梅島キッズ夏祭り

2020年以降、コロナ禍で開催できなかった「梅島キッズ夏祭り」が4年ぶりに開催となります。冒頭にも述べましたが、筆者はコロナ禍で子育てをしていたため、お祭りを通じて地域の人と出会う機会がほとんどありませんでした。取材を通して、お祭りは子どもだけの楽しみだけでなく、大人にとっても参加する意味があるということを教えていただきました。お祭りでの出会いを今から楽しみにしたいと思います。子育て中のみなさま、梅島に限らず地域のお祭りを探して、ぜひ足を運んでみてください。そして梅島キッズ夏祭りに参加される方は、メダルの購入をお忘れなく！