【四国地方】4連休は大雨の可能性 梅雨明けは連休後か
四国地方は24日(金)から26日(日)にかけて、太平洋側を中心に大雨の可能性が出てきています。23日(木)からは4連休という方が多いかもしれません。連休中は雨の降り方に注意し、こまめに雨雲の動きを確認する必要がありそうです。
大雨の要因は停滞する前線と動きの遅い低気圧
四国地方の梅雨明けは、平年ですと7月18日ごろです。ただ、22日(水)現在、ことしはまだ梅雨明けの発表はなく長梅雨になっています。ここ数日は晴れ間の出ている所もありますが、23日(木)からは再び梅雨前線が四国付近に停滞する見通しです。
また、梅雨前線上には低気圧が発生する見込みです。この低気圧は上空に冷たい空気を持っている、いわゆる「寒冷渦」の性質も持ち合わせています。寒冷渦の特徴は、動きが遅いということです。そのため、低気圧は26日(日)にかけてゆっくりと対馬海峡付近を東に進むでしょう。この動きの遅い低気圧や停滞する梅雨前線に向かって、南からは雨雲のもとになる暖かく湿った空気の流れ込みが続きそうです。そのため、四国地方は太平洋側を中心に大雨になる可能性があります。
多い所で200ミリ以上の降水量になる可能性
23日(木)正午から25日(土)正午までの48時間に降る雨の量は、多い所で200ミリ以上になる可能性があります。
大雨になった場合は、土砂災害、川の増水や低い土地の浸水などにお気を付けください。上空には平年より冷たい空気が流れ込むことも見込まれています。落雷や竜巻などの激しい突風にも気を付けた方がいいかもしれません。その後26日(日)にかけて、さらに降水量は増えるおそれがあります。
まだ予報にはブレがありますが、4連休中は雨雲の動きや身の回りに危険がないかなど、気象庁のホームページなどでこまめに確認するようにしてください。
連休後には梅雨明けか
その後、27日(月)にかけて雨は残る可能性はありますが、28日(火)や29日(水)ごろからは次第に日ざしが多く届きそうです。
4連休後には、平年より遅い梅雨明けの発表があるかもしれません。
【参考資料】
気象庁 週間予報支援図(令和2年7月22日午前11時発表)