TVドラマや映画のロケ地をめぐる聖地巡礼に人気がありますね。

首里城近くの「金城町石畳道（きんじょうちょういしだたみみち）」は朝ドラのロケ地になったことでも有名で今でもTVCMなどのロケ地になっています。

過ごしやすい季節のうちに情緒あふれる石畳道を散歩してみませんか？

金城町石畳道とは

首里城の駐車場の向かいにあるこの石碑が金城町石畳道のスタート地点です。

金城町石畳道は琉球王朝時代に作られた古道で、日本の道100選にも選ばれています。16世紀に首里城から那覇港や沖縄本島南部へ通じる主要道路として造られた「真珠道(まだまみち)」の一部で、琉球石灰岩が敷き詰められた風情のある石畳の道です。

なかなか急角度の坂道なのでスニーカーなど滑りにくい靴を履いて、坂道を下るのがオススメです。

ロケ地になるのも納得！フォトジェニックな散歩道

金城町石畳道の両側は住宅地なのですが、どこを撮影しても映える写真が撮れます。

こちらはTVCMのロケ地になりました。

四季折々の花々も見ることが出来ます。

神秘的なパワースポットの”大アカギ”

看板に従って”大アカギ”を見に行きましょう。

ここは内金城御嶽（ウチカナグスクノウタキ）と呼ばれる場所です。

琉球王朝時代に村人はここを霊力のある場所と考えていたので、王府に願い出て拝所（はいじょ）を置きました。今でも信仰の場所として大事にされています。

沖縄戦で首里城はとても大きな被害を受けましたが、大アカギは戦火を免れることが出来ました。

願いを叶えてくれるパワースポット！って言うよりもとても神秘的な厳かな空気感が漂い、背中がしゃんとする気がします。

金城村屋(かなぐしくむらやー）で国王気分で休憩しよう

石畳道の途中に金城村屋(かなぐしくむらやー）があります。ここは地域の集会所であり無料休憩所です。

琉球王朝時代には国王が輿に乗って首里城から識名園などに行く際に、ここで休憩したとも言われています。国王気分で休憩するのも良いですね。

ここは人気バンドのMVのロケ地になったとファンの間では知られてるそうです。

金城村屋のすぐ隣には金城大樋川（かなぐしくうふひーじゃー）と呼ばれる井戸があります。真珠道（まだまみち）は琉球王朝時代には主要道路だったのでたくさんの方がこの坂道を上下しました。人や馬がのどを潤し、ホッと一息つく場所だったのです。

時には歴史に思いをはせて心静かに散歩してみませんか。少人数で是非どうぞ。

金城町石畳道の基本情報

地図はこちらです。