「復興の想いを繋ぐ」豪華で華やかな行列を見て首里城復興に想いをはせる【那覇市】
先日「<告知>「復興の想いを繋ぐ」豪華で華やかな行列を見に行こう【那覇市】」のタイトルで「首里城復興祭」の告知記事を公開しました。
実際にお祭りを見てきましたので様子をお届けします。
11/2・琉球王朝絵巻行列
11/2は国際通りで琉球王朝絵巻行列が開催されました。
県庁前交差点から牧志に向かって、たくさんのお供を従えた琉球国王と王妃の行列と中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)の行列が進みます。
まずは国王と王妃の行列です。
国王と王妃は毎年一般公募されていて、お2人はこの日が初お披露目でした。
国王と王妃は御轎(うちゅー)と呼ばれる輿(こし)に乗っています。
琉球王朝時代は男性8人で担いだそうですが、今は台の下に車が付いていて担ぎ手役は陸海空の自衛隊の方とアナウンスがありました。
他のお供役は一般募集で集まった県内外の方々です。
こちらは冊封使です。
当時は中国の皇帝が琉球の国王を認めていたという力関係がよくわかりますね。
11/3・古式行列
11/3は首里城で古式行列が行われました。
「古式行列」とは、琉球国王が国の安寧と五穀豊穣を祈願するため、首里城下にある3つのお寺を参詣する「三ヶ寺参詣行幸」の行列を再現したものです。
首里城の中の奉神門(ほうしんもん)から出発し、龍潭通りの鳥堀交差点まで進みます。
私が到着した時の守礼門は訪れていた方はそれほど多くありませんでしたが
行列が始まる頃にはたくさんの方が集まっていました。
まずは先導役が「国王様が通られます」の意味の先触れの言葉を古語で発し、
国王様と王妃様が首里城内を練り歩きます。
たくさんのお供がいることから琉球王朝時代の栄華さがわかります。
首里杜館(すいむいかん)で行列は一旦止まり、国王様と王妃様は御轎(うちゅー)と呼ばれる輿(こし)に乗り、さらに行列は人数を増して首里城下へと進んでいきます。
本当にたくさんのお供は一般の人々です。琉球王朝時代もたくさんの方々が行列に参加したり、準備にかかわったりしたのでしょうね。
沖縄県民割引を利用して首里城を見物!
お祭り開催期間中は首里城の有料区域の入場料に沖縄県民割引が適用され、ちょっぴりお得に入場できたので久しぶりに有料区域に入りました。
首里城正殿は素屋根(すやね)と呼ばれる覆いの中で再建工事が行われています。
2026年の完成を目指して進められている工事の様子をガラス越しに見ることが出来ます。
今は瓦を乗せる作業が進められていました。
首里城が火災にあってしまったのは悲しいことですが、是非とも今しか見られない首里城の様子を見て欲しいと思います。
「首里城復興祭」の基本情報
琉球王朝絵巻行列
実施日時: 11月2日(金) 12:30~14:30
場所: 那覇市国際通り
古式行列
実施日時: 11月3日(土・祝) 12:50~15:30
場所: 首里城公園 奉神門~守礼門~龍潭通り
国王・王妃出御
実施日時: 11月4日(月) ①10:00~ ②11:00~ ③12:00~ (各回10分程度)
場所:首里城 奉神門前
首里城の基本情報
住所:那覇市首里金城町1-2
TEL:098-886-2022
開園時間:
4月~6月・10月~11月:8:00~19:30
7月~9月:8:00~20:30
12月~3月:8:00~18:30
休場日:7月の第一水曜日とその翌日